国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分らしく   ゆうちゃり〜

 僕たちは、つい周りに流されてしまうことが多いようだ。特に、友達の○○君があれをしているから僕もしようという風に、周りの状況に自分を合わせようとしやすい。例えば、僕の学校では、一時期、ポケモンというゲームがはやった。最初は二、三人が学校でやっていただけなのだが、そのうちにそれを見ていた子たちがポケモンのゲームを買っていた。それに、周りの状況と合わせることで協力して出来ることや、自分一人が変に目立たずにすむことがあるだろう。しかし、それよりも自分らしく生きていくことの方がより大切なことだと僕は思う。だから、人にどう思われるかは気にせずに自分らしく生きていきたいと思う。
 その方法として第一に、どんな場面でも常に自分らしさを保つことが出来るように普段から努めることだ。よく、僕らは話し合いになると、誰かに頼って、誰かの出した意見にすぐにとびついてしまう。また、誰か友達と一緒に行動したがる。今、期末テスト後に行われるスポーツ大会で、どの競技に誰が出るかを決めているところだ。僕は、最初の頃はサッカーにしようと思っていた。数種類の中で、一番上手に出来そうで好きだったからだ。しかし、僕と仲の良い友達はあまりサッカーにせず、しかも他のクラスの選手のことも聞いて、ドッヂボールに変えることにしてしまった。よく考えてみると、自分のしたいことをするほうがよいのではないかと思う。そうしたら、より頑張ることができるだろう。周りの意見では、サッカーはしたくないとなっていたので僕も変えてしまったが、その必要はなかったのであろう。周りの意見に流されないことが、自分らしさを保てる。このように、僕ら日本人は、周りの意見に流されやすいが、何とか流されないようにすることで、自分らしさを確立できる。
 また、第二の方法としては、社会や学校でもあらかじめ定められた型を子供たちに与えるのではなく、道理に反しない程度での自由を認める許容範囲を作ることだ。エジソンは小さい頃に、学校に行かなかった。エジソンには、学校で教わる当然のことでも不思議でならなかった。その一方では、家にいる時には化学の勉強を小さい頃からしていた。その後、大人になった彼は、発明王となった。そうなったのは、小さい頃に学校という型にはまらず、彼独自の考え方が生まれたからであろう。また、戦国武将である古田織部は、皆が見いだすことをしなかった傷やゆがみに美を見いだした。彼は、千利休から、自ら美学を考案するように言われた。また、古田織部が指揮して作らせたかもしれないと言われる織部焼も独特のもので、他の焼き物とは全然違う。これは、彼が美に定められた型にはまっていなかったから、このような「ひょうきん者」になったのだろう。 
 確かに、他人のことを全く考えずに行動するのは、周りに迷惑をかけるので望ましくない。僕らは、社会という共同体の中で生活をしているので、他人と協力しながら生活していて、自分らしさを全面に出してばかりはいられない。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という言葉があるように、他人に流されずに自分らしく生きることがより大切である。

   講評   kamo

 学校のテスト、進級テストとしっかり頑張って、清書も仕上げて送ってくれました。さすが。

 蟹工船を読んでいるのだね。ここ数年かなり売れたみたいだけれど、どうだった?

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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