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　　　私が生まれた時　　　ゆみりん

　『おぎゃー』　二〇〇〇年三月十日、大阪総合医療センターで、私は生まれました。私は、両親にとって初めての子供だったので、お母さんはとてもドキドキしたそうです。私は三千百グラムで生まれました。片手にのるぐらい小さかったので、お母さんは、さわるのが、こわかったそうです。　『何時ごろ生まれたの？」と聞くと、『明け方ごろよ。周りには、病院の人しかいなかったから、ママは、とても不安だったわ。でもね、」と、お父さんの生まれた時の話しをしてくれました。　お父さんが生まれた時は、頭が大きくて、形がまるでひょうたんのようだったので、お祝いに病院に来たひいおじいちゃんが、大変な子が生まれたといって、大さわぎしたそうです。　『ママは、その話しをおばあちゃんから聞いていたから、そんなことにならないように一生懸命生もうと思っていたの。」私は、その話しを聞いて、小さくてきれいな形の頭に生まれて来て良かったなあと思いました。そして、お父さんも今は頭はちょっと他の人と比べて大きいけど、ひょうたんの形ではないので、良かったです。　面会の時間になってから、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんが来て、とても喜んでいたそうです。そして、いとこのみーちゃんは、生まれたての私を見て、感動して、産婦人科の先生になることを決めたそうです。それを聞いて、私は、とてもうれしかったです。もしも、私が生まれてなかったら、みいーちゃんがお医者さんになりたいと思わなかったでしょう。そう考えると、不思議な感じがします。　もしも、私に三人目の妹か弟ができたら、毎日おふろに入れてあげて、おむつをかえてあげて、だっこして寝させてあげたいです。もう少し、ひーちゃんが遅く生まれていてくれたら、もっとお世話出来たのになあと心の中で思いました。でも、ひーちゃんが遅く生まれてたら、今でもわがままなのに、もっとわがままになって大変だとも思いました。
　この前の水曜日が、私の十歳の誕生日でした。生まれて十年たったなんて、早かったなあと思いました。塾から帰ってくると、お母さんがケーキを焼いていてくれて、妹たちがお手紙をくれました。私にとって、楽しい誕生日でした。　

　　　講評　　　komiko

　ゆみりんちゃん、こんにちは！大事な進級試験の作文をとてもたくさんの字数を書いてくれましたね。よくがんばりました。

　「書き出しの工夫」では、「泣き声」で始めることができましたね。生まれたときの様子をとてもていねいに書けています。気になっていたことでは、頭の形や大きさについて書けましたね。ここでは「一番気になっていたことは、頭の大きさや形だったそうです。」と書けるといいですね。お父さんの頭の様子を「まるでひょうたんのようだったのです。」と「たとえ」もよかったですよ。「聞いた話」では、いとこさんが生まれたてのゆみりんちゃんを見て感動して産婦人科の先生になることを決めたとていねいに聞けましたね。「もしも、私が生まれてなかったら、みいーちゃんがお医者さんになりたいと思わなかったでしょう。そう考えると、不思議な感じがします。」と「想ぞう」することができましたね。第四段落では「心の中でが思ったこと」を書いたあとに、「赤ちゃんのとき遊んでいたおもちゃは今も物置にしいんとわすれられたかのように置かれています。」と、「動作情景の結び」を「情景」で終わらせることができました、よくがんばりましたね。

　大事なポイントをしっかりと書けていました。字数も目標をクリアして、進級試験合格です。ゆみりんちゃんおめでとうございます！　五年生になってもがんばりましょうね！