国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   SPRING BREAK   なかく

ザザァ…ザザザァ…自然の中の海…すごくきれいに澄んだ青い水…しかし、最近その海の中に少しずつなにかが起こりつつある。去年の夏、私は仙台に友だちとキャンプをしに行きました。その時に海へ皆で遊びに行きました、行きのバスの中で私は友達と「楽しみだね〜青い海〜きれいな貝殻〜」と言っていました。しかし、行ってみると、油で海の水が汚れていて、ゴミも打ち上げられていて、ひどい悪臭を放っていました.だから、私達は海が汚すぎて結局、海の中では遊べませんでした。
もし昔の海だったとしたらたぶんきれいに青い澄んだ色をしていたと思います。昔は手でこぐ舟しかなかったので、油で汚れることもなかったし、ビニールや舗装のものも無かったのでゴミもありませんでした。しかし最近は人類が発達したおかげで、森林がなくなってきたり、海が汚れてきています。
私は小さいころから阿部進先生の実験教室に通っていました。今は母も、父も、教育支援協会で働いています。進先生は「昔は原っぱがあった」と言っています。確かに今はあまり空き地や原っぱは見なくなりました。わたしの昔の学校には裏に原っぱがあって、竹やぶがあって、自然のホタルがすめるほどきれいな川がありました。しかしその学校も、今月で土管工事のため取り壊されました。ここも又一つ「思い出」がなくなってしまいました。
高層ビルや、コンクリートの道路も、年々増えつづけています。でも「やはり野に置け蓮華草」ですどんなに歩きやすくて、きれいになっても、自然の物は生きていけないのです。だから人間にとって自然とはなくてはならない物、コンピューターでは真似しきれない大切な物だと思います。

   講評   ito

 なかくさん、こんにちは!
 3.3週も第2週に引き続き、感想文の授業でしたね。
「舗装された道にはない、土の道特有の魅力」について書かれた課題文でしたが、なかくさんは自分の経験から、海や原っぱ、竹やぶを例に出し、感想を書いていってくれました。

 それぞれの場所で、自然が失われていくさまを目撃した【前の話聞いた話】が、問題提起としてとても効果的に使えていました。
 また「実験教室に通っていた」「今は母も父も教育支援協会で働いている」という、身近で現実的な取り組みについて触れられているのも良かったです。

 海の「きれいな貝殻」、竹やぶの「自然のホタル」というのが課題文における石ころや雑草……言うなれば「自然のままだからこそ発見できる宝物」にあたりますね。それらを実際に「見つけた体験、見つけられなくなった体験」などはなかったでしょうか?
 さらに、形あるもの以外にも「思い出」を得られる、という考えを示すことができていたのは素晴らしいです。
 そういった「自分独自の体験、意見」をより文章の中で主張していけるようになると、字数もさらに伸びていくでしょう。

 字数といえば、【要約】も無理のない時間と、字数内でまとめられるよう、やりかたを考えていってみましょうね。

【ことわざの引用】では、前回と同じことわざを選んでしまったことを気にしていましたが、むしろ一つの言葉の意味をしっかりと理解しているのは良いこととも言えます。
 あまり気にせず、まずは多くのことわざに触れて覚えていくことを心がけてみましょう!

 第4週は、教室はお休みになります。
 読解問題と清書がわりのコンクール作文、できるだけおうちで頑張ってみてください。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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