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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ゴミを悪者にしない!   こゆき

 「またゴミが落ちてる・・・。」
私は、学校に行く時、何度もポイ捨てされた無残なゴミ達を見たことがある。
 私はポイ捨ては良くないと思う。<是非の主題>その理由は一つのポイ捨てが、大きな問題につながる可能性があるからだ<第一の理由>。私は、煙草が道端に捨てられているのを何度も見たことがある<題材>。そのうちの何個かは、まだ火がついていて、煙がたっていた。あれに紙などの燃えるものの近くにあったら・・・。町は夕日のように<例え>真赤に染まってしまうのだろう。そんな現場を何度も見た。実際、煙草が原因で、火事になることも多いのだ。そうなるとどうなるのだろうか?そう考えると、とても恐ろしくなってきてしまう。また、川にゴミを捨てる人もいる。そのゴミが原因で、魚などの海の生物が大量に死んでしまう、というニュースを見たことがある。たぶん、ゴミを捨てる人にはそんな意思はないだろう。しかし、ゴミを持ちかえるのは面倒だから、という理由で捨てたゴミが、たくさんの命を奪ってしまっているのだ。私が魚だったら、人間に恨みを持つだろう。しかし、私達人間は、そんなニュースを見ても、
「可哀そうだけど、しかたないな。」
と、心の片隅で思ってしまうのではないだろうか?魚だから・・・という考えがでてきてしまうのではないだろうか?
 第二の理由に、ポイ捨ては、結局は悪いこととして、絶対自分に返ってくるからだ。<第二の理由>。ポイ捨てをする人は圧倒的に若者が多いそうだ。公園などにも、ポイ捨てされた空き缶、ペットボトル、チューインガム・・・いろいろなゴミが落ちている。<実例>日本という美しい国で、とてももったいない気がする。日本に限らず世界は、私達には想像できないほど長く、壮大な歴史を持っている。その歴史があったからこそ、今の日常があるのだ。そしてその美しい文化で彩られた世界を暗く濁らせているのは、ゴミなどのものだと思う。そもそも、そのゴミを作っているのは私達人間なのだ、という事を私達が理解しなければならない。そして、ゴミには罪がない。ゴミは、落ちているから、私達の害へとつながるのだ。「リサイクル」を利用すれば、逆に私達にプラスになり、地球温暖化を防ぐことにもつながるのだ。このように、私は、良いことをすれば更なる良いこと、悪いことをすれば、更なる悪いことに関連しているのだ、と思う。それを、人間は理解しなくてはいけないのだ。また、動物たちにも被害は及ぶ。地球温暖化で氷がとけて、アザラシの子供が死んでしまう、という話を聞いたことがある。このように、私達がした悪いことが、他の動物たちにまで影響が及んでしまうのだ。
 確かに、いざゴミが落ちていても、拾う勇気はないかもしれない<反対意見への理解>。しかし、「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって、悪いことがあるのである」という名言があるように<名言の引用>、私達は、ゴミを悪いことにしてはいけないのである<是非の主題>。そのために、ゴミがでる飲食などをする時は、ゴミ箱の近くで食べたり、飲食店で食べて、そこできちんと分別して捨てることがたいせつである。
「あ・・・またあのおじいさんだ。」
ゴミ拾いをするおじいさんを見ると、私もがんばらなくては、と思う。

   講評   koni


【複数の理由・構成図】 理由を2つ挙げることができました。理由は、より抽象的に書いたほうが良いので、2つ目の理由の「ポイ捨ては→どんなことでも」と大きくとらえ、「どんなことでも結局は自分自身に返ってくるからだ。」とすると更によくなるよ。

【データ実例・長文実例】 第一段落の身近な実例では、そのゴミをみて嫌な気持ちになることまで書くといいかな。第二段落と第三段落の実例は、とてもよく説明できています。体験実例と社会実例を上手く組み合わせて説明できたね。

【名言の引用】 よくできています。火事のたとえで、「夕日のように」という表現は、ゆいちゃんらしいけど、美しすぎるかも(笑) 「火の海」「地獄絵」というような表現はどうかなぁ。怖さを強調してみてごらん。

【是非の主題・反対意見の理解】 よくまとめています。最近は、治安の問題や分別することが必要になったことで、街にゴミ箱がありません。ゴミをかばんに入れて持ち歩くということが嫌という気持ちもよくわかるし、拾ったゴミをどうしたらいいのかわからいないという意見を聞くこともあります。しかし、ポイ捨てをする人の気持ちは、そういう気持ちになる以前の問題なのではないかと思います。皆がしているからという考えで悪の道に進むのは意外に簡単なことでしょう。「地球が私たちの街」という感覚が全ての人に必要なのかもしれませんね。
ゴミ拾いをするおじいさんの背中から感じるメッセージを最後に書いてもいいかも。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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