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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   先進国の後を追いかける(感)   まいう

□日本の社会経済体制は、欧米に追いつき、追い越すという明治以来の国策にそって形成されてきた。しかし、今日のように、自ら価値を創造することが要求される時代になっても、もちろん、若いときに知識をできるだけ多く吸収すること自体は将来の創造性にとって必要不可欠である。一人一人の能力や進度に応じて先生が対応し、知的能力を最大限に刺激することができるような教育体制をとる十分な配慮が必要であろう。これを読んで私が一番感じたのは、日本人は、欧米の後追いから脱却を図り、もっと創造性や独創性を磨くべきである。「当易の主題」
□そのためには、第一に、キャッチアップを終えた今、失敗を恐れず試行錯誤してみることだ。「複数の方法一」私は社外・社内に限らず慣れない人、気後れしてしまう人とは誰か先輩や上司がついていてくれないと消極的になりがちであった。振り返って実際に苦手な状況をいくつも身をもって経験しないことには、人に話を聞いたり本を読んでも身につかない。失敗を恐れないことだ。失敗は次に進むステップであり、そこから今回できなかったことを次回成功させるための対策・改善を考えることだ。やってみないことには自分が今何ができて何ができていないかわからないからだ。失敗というマイナスの事柄にばかり焦点を当てるのではなく、失敗から学ぶ姿勢が大切なのだ。「体験実例」
□また、第二には、反対意見もなんのそのと壁をのりこえる、突破力を持つことが必要だ。「複数の方法二」ヤマハに「光るギター」というヒット商品がある。ネック部分に弦のかわりに細長い光るスイッチが並び、コード進行を光で教えてくれるので簡単に弾き語りができる。担当者が「もう一度モテたい一心」で考えたこの製品は、営業部門から「こんなのはギターではない」と総スカンを食った。担当者は捨て身で社外に支援を求め、インターネット上のユーザーが参加する仮想商品企画室のようなサイトに開発情報を開示する掟破りの行動に出て、投稿を募った。これが大反響を呼び、社内でも注目を浴びる。ただ慎重派の上司は踏み切れない。担当者はモニター販売ならリスクも少なく了承しやすいだろうと提案し認めさせた。モニター販売に応募者が殺到。営業の承諾も得て製品化にこぎ着けたということだ。「歴史・長文実例」壁を乗り越えるための目的達成の実践の過程で、追いつめられることで必要とされる発想力・行動力が求められ磨かれることになるのだ。
□確かに、模倣する力、学ぶ力は評価すべきだ。しかし、これからの時代には創造力、独創性が必要だ。創造とは、単に新しいものを生み出すのではなく、古いものを壊して新しいものを生み出す、「まさに芸術は爆発だ」ではないが、勇気の必要な営み、試みである。「反対意見への理解」豚もおだてりゃ木に登る、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで、あまり難しいことを考えずにどんどん発想してみることだ。きっといいものが見つかるはずである。「自作名言」だから、日本人は、いいものを持っているはずだと自信を持ち、もっと創造性や独創性を磨くべきである。「当易の主題」今日のように、自ら価値を創造することが要求される時代になっても、もちろん、若いときに知識をできるだけ多く吸収すること自体は将来の創造性にとって必要不可欠である。一人一人の能力や進度に応じて先生が対応し、知的能力を最大限に刺激することができるような教育体制をとる十分な配慮が必要であろう。「書き出しの結び」

   講評   suman

 まいうさん、こんにちは。今回の作文、なかなか楽しく読ませていただきました。第三段落と第四段落がおもしろいですね。
 光るギター、確かにコードは自分で練習を積み、覚えているのが当然という向きからは、軽く鼻であしらわれそうです。でも、練習時間はない、頑張る元気もないけれど、ちょっといいとこを見せたい・あるいは気軽にギターを奏でて楽しみたいという気持は、とてもよくわかります。だからこそ、「モニター販売に応募者が殺到。営業の承諾も得て製品化」という運びになったのでしょうね。「反対意見もなんのそのと壁をのりこえる、突破力」の賜物です。
 第四段落の結びは、しっかり力がこもっています。まいうさん自身の思いもこもっているのでしょうか。
 次週は読解問題と清書、作文コンクールです。気に入った作品を一つ、選んでおいて下さいね。         

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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