創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   がんばったこと   おたまちゃん

「一輪車、ペア・・・○△クラブ。」
は、同じクラスでは私と、あともう一組だった。だから二分の一だ。すると、私じゃないほうがよばれた。私はちょっとくやしい気持ちで
「おめでとー!!」
といってやった。このとき、いい笑顔がつくれただろうか。この日のために何度練習したことか……。
 それまでの練習はキツイものだった。十一月に構成を考えはじめ、一月に本番となる。だから練習する時間は一ヶ月ちょっとだった。もともとは、この演技は大会にだすのではなく、発表会に使われるものだった。だから、わざわざ十一月に急いで考えるのではなく、十二月にしてもよかったのだった。なぜこんなことになったのかというと、構成を考えてくれたお姉さんのお母さんが
「この大会、出てみない?」
とさそってきたからだ。私はのりきだったが、もう一人はあまりのりきじゃなかった。一方、もう片方のペアも私達と同じような感じだった。結局出ることになり、英検の日にちをずらしたりと大変だったらしい。練習はわざわざちがう場所をとることも少なくなかった。私は大会が次の日になっても「明日は大会だぁ、ドキドキするなぁ。」と思っていなかった。そもそも、明日はふつうの休日という感じだった。これまで
「力をぬきすぎ。もっと足に力を入れてピンとのばして。背すじをのばし、手はひじをのばして。そうそう、前へならえに似たようなかんじ。」
私の相手のほうが技がだったため、相手が注意されるほうが多かった。私はやっているとき重いため、いろいろとっくんされた。この重い、は太りすぎということではない。うでに体重…鉄アレイがのしかかった感じだ。本番は私が落ちなければ入賞できたかもしれなかった。なぜなら、五位のペアの子と点数がそれほど変わらなかったからだ。だから私はもう一回やり直したかった。しかし、前の子が総合優勝をしてしまったほどの実力をもっていた後でかえって目立ってしまったということでもある。
 私は五年生のとき、漢字のテストがボロボロだった。
「やった。久びさなの百点。」
約半年ぶりにとった百点ひどいときには七十点と合格点より低かったことを覚えている。漢字の宿題はちゃんとやっているのに全然出来ない。だから、私は直前にミニテストをしたりと工夫をした。自分自身でも「百点とりたい」という気持ちもあったが、
「三学期は漢字を『良く出来ました』にしないとママ、本気でおこるからね。」
といったからって理由のほうが強い。
 人間にとってがんばることとは、必要なことである。人間、がんばりやさんじゃなくても、どこかでがんばらないとすすまない。がんばることとは他人にめいわくをかける場合もある。部活で吹そうがく部など、チームワークが必要なのに入ると、まちがえてしまったとき、「その人のせい」とうたがわれる。
「おわっちゃったんだ………。」
私はようやくそういう気持ちになれた。

   講評   ogen


 おたまちゃん、こんにちは。
 きちんと清書出来ました。えらい!
 読解問題も、よくがんばったね。清書の題名同様、いつもよくがんばっているね。
 今度電話する時は、もう中学生だね。これからも一緒にがんばろうね!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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