国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   料理をすることで   さおりん

 「できた」作り始めて約5時間長かったがやっと一食分作ることができた。これで夕食にありつける。もし失敗してしまったら...背筋がぞっとする。なぜならその日の夕食はインスタントのものが多くなってしまう。それだけならまだいいのだがこれは冬休みの宿題で食事を作るというものが出ているのにここでパンが焦げていたら課題をこなせなかったということになり1からやり直しだ。「お願い」私は神様に祈るような気持ちで恐る恐るオーブンを開けた。どうだ、以外にきれいに焼けているではないか。形は...まあ、おいといて表面は卵黄を溶いたものを塗ったのでてかっておいしそうだ。そこだけはお店に売ってあるようなものと同じで引けを取らない。見た目は合格第一関門クリア。次の壁は今までよりも高い。味と中身の見た目だからだ。パンを二つに割ると、フワ〜とパンらしい。口に入れると目が飛び出そうなくらいおいしい。ほっとしたのもつかの間。一気にその疲れがでてきた。なぜかというと作ったパンはバターロールだからだ。そしてこのパンは思った以上に手間暇かかるものだった。
 ポテトグラタンにサラダ。さあこれにあう主食はなんだと言われたらパンとしか言いようがない。ご飯のほうが好きだし作るのも簡単だからそっちのほうがよかったのだがチャレンジするということで初めて生地からのパンを作った。バターロールは一番作りやすいとどこかで聞いたことがあったのでそれにした後で思うととても単純だった。機械に頼ってしまおうかと一時は考えたが初めてなのだから自分の手で作ってやろうじゃないかと半分意地でやった。家族みんなをあっと言わせることを目標に頑張った。しかし、練る段階に入ると手と腕が悲鳴をあげた。粘土遊びのようで気持はまるで幼稚園時代にタイムスリップしたようだったがそんな気持ちは2〜3分もういやだこんなことならパンを作るなんて言わなければよかったと思うまでになっていた。けれどもその壁を超えると後は朝飯前。寝かして、形を作って、オーブンに入れて。テンポよく進んだ。後は焼きあがりを待つだけだ。そして見た目も味も大満足。
 私がはめて料理らしいことをしたのはいつだったかは忘れたけれどその時作ったメニューは今でも覚えている。それはオムライスだ。自分好みのトロトロ感を出したくて「やる」といった。手を石鹸でよく洗いエプロンをつけフライパンを持った。母がコックさんで私にいろいろなことを教えてくれた。だから私は新人コックさんだ。やり方を一つずつ丁寧に教えてもらいなんとか卵をフライパンに流しいれることができた。そこからは自己流で、あるところまでかたくなると重いフライパンを火から離し余熱でかためた。この方法はだいぶ前、テレビでやっていて頭の片隅にあったのをこの日初めて利用したのだった。こうして初めて作った料理は以外にもおいしくでき、母からの「これからもオムレツの時は作ってもらおうかな」というおほめの言葉と、太鼓判を押してもらった。これをきっかけにその日から時々台所に立ち、母に教えてもらいながら徐々に一人で解くる料理を増やしていったのだった。
 人間にとって料理をするということはまたひとつ成長するということだ。料理をすると今までとは全く別のことをするということであり、新しいメニューのものを作るということで料理のレパートリーも増える。これらのことを積み重ねていくうちに一食分の食事というものを作ることができるようになるのだ。また、私自身の場合は「好きこそものの上手なれ」のように料理が好きだからこそ1食分作ることができ、初めのころよりも成長できたのだ。これからもっと先も私は料理を作り続けたい。なぜなら私の知らない面Uは星の数ぐらい和えうからだ。その一つ一つを作って自分のものとし、今よりももっと成長したい。
 「やったぁ」見た目もよし、味もよし、バターロールがやっとできた。ほかの料理も盛り付けて早く家族と一緒に食べよう。

   講評   sumomo

 ご卒業おめでとうございます。
楽しい料理のようすがしっかりお清書できました。

   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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