国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   六時四十八分   ようタイガース

 「ハイ、男の子、元気な男の子や。」
と助産師産が生まれたばかりのぼくをだきあげて大きな声で言ったそうです。ぼくは、二千年の一月三十一日、六時四十八分、まどから太陽の光が差し込んだのと同時に生まれました。だからお父さんとお母さんは、ぼくに○○という名前を付けたそうです。この日は、ぼくにとって大事な記念日なのです。
 お母さんは、ぼくが生まれたときは二人目の子どもだったので何も心配しなかったけれど、
「普通の新生児ならずっとねているのに、あんたは全然寝ていないで泣いてばっかりやったからほんまにお母さんはふらふらなったわあ。」
とぼくに怒った顔をして言いました。ぼくは赤ちゃんのときは、大きな声で泣いて、手足をばたばたさせて、顔も真っ赤でとても元気そうな子だったそうです。ぼくは、朝四時から夜まで起きていて、泣きまくっていたから、おかあさんがぼくをたてにだっこして、外の景色を見せたら泣きやんでニコニコ笑っていたそうです。そのときのぼくは、多分横向きに抱っこしたら天井しか見えないから嫌だったのでしょう。赤ちゃんのぼくは、まるで探検家のように好奇心おう盛だなあと思いました。
 ぼくは、お母さんにお母さんが生まれたときのことを聞きました。するとお母さんは、
「生まれる予定日より、一週間おくれたから、おばあちゃんのお腹をきって生まれてん。もしきらなかったら誕生日も変わっていて、私の人生もちょっと違ってたんちゃう。そうしたら陽太も生まれてなかったなあ。」
と意地悪そうにニヤニヤと言いました。その時ぼくは、お母さんがおばあちゃんのお腹をきって生まれてくれてよかったなあと心の中で思いました。
 お母さんとお父さんは、冬に朝日が上ると
「○○来てみい、きれいな日の出やで。あんたが生まれたときと同じやで。」
と言いました。
 ぼくは、お母さんのお腹の中にいるときどんなことをしていたのかなあと心の中で思いました。ぼくはぼくが赤ちゃんのときのアルバムを本棚から取り出してじっくり見ました。 

    

   講評   komiko

 ようタイガースくん、「作文の日コンクール」の作文を入力できましたね。素直で素敵な表現がよく伝わってくる作文になりましたね。よくがんばりました!

 次に電話する四月七日(水)には、新しい課題が始まります。課題は、「さようなら○○さん(○○先生)」「いたずらをしたこと」です。どちらか書きやすい方で書くことを見つけておいて下さい。そして四月の暗唱長文は、1.2.3の三百字の暗唱にチャレンジしてくださいね。
 では、楽しい春休みをお過ごしください!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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