国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   新しい価値観   ピカチュウ

 現代の子供が大人と目と目を合わせて話をすることが少なくなったのを受け教師も子供からまなざしをそらしながら話しかけている。このような信頼関係の中では新しい出会いも生まれにくい。こうしたことが起きている今、これまで気付き上げてきた科学文明の価値観をもう一度見つめ直していく必要がある。
 そのためには自分たちで作った物の価値を見直す事だ。人間が作り出せる物は実用的な物に限られない。小説や詩などは人間にしか作り出せない物である。こういったものの価値を私たちは機械を使って作り出したゲームなどに熱中してしまいつい忘れがちである。しかし、本や小説、詩などにはゲームには与えられない教訓や人間についての情報ではなく知識が濃縮されている。いくら当時性能がよく、面白いとされるゲームも二、三年で新しいものが開発され古い物と入れ替わる。古いゲームは発売当時と比べ価値があまりないものになってしまう。これとひきかえ小説や詩は何百年たっても良い作品は良い作品として後の世に伝えられていく。例えばウィリアムシェイクスピアの作品は彼が生まれてから400年近くたつ今も知らない人はいないほど有名だ。英語の授業で実際に英語版のロミオとジュリエットやヴェニスの商人などを読んだが驚くほどにうまくできている文体やストーリー構成にただ一ページめくるごとに驚いていくばかりであった。こうした今も昔もすばらしいと評価される人間の作り出した物の価値を私たちは再確認しなくてはならない。
 また、学校教育では、ディベートなど人との関わりを重視する授業に力をいれていくべきだ。例えば、日本の保健の授業では授業で扱う課題を教科書プリントの形で授業の前に生徒に渡し、授業では関連するビデオを見たり教科書を読んで答えを書き入れるなどの作業しかしない。しかし、自分がインターナショナルスクールに言っていたときは保健の授業は大体グループにわかれ課題について議論して次の授業考えをまとめて発表というかたちだった。情報よりディベートによって得た自分たちの考えを重視していた。日本の学校も このようなスタイルで授業をおこなうべきであり、これは時間がなくなり学習量を減らす事になってしまっても守るべき授業のかたちである。保健に限らずほかの授業においても同じ事が言える。
 たしかに、現代の情報化社会ではどれだけ多くの量の情報をどれだけ早く自分の中でプロセスできるかが重要である。その情報は人が待っていても入ってくる物で自分から求なくても得る事ができる。しかし、人に知識として残る物は自分から探し求め、得た物のみである。喉から手が出るほどしい知識を増やすためには、喉だけと限らず足なども使いなりふり構わず行動に移していく事が必要だ。つまり、知識を得るにはそれを人や物の価値観を見直し、自分から求めていく必要がある。

   講評   kiri



 こんにちは。今月もがんばりました。
 
 四月からは新しい課題フォルダーになります。また新しい気持ちでがんばりましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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