創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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お母さんからの手紙 レモン
二〇〇〇年四月十一日・火曜日、二千六百五十g、四十七cmでわたしはお母さんのおなかから、うまれました。それから九年がたち、もうすぐ十才になります。
二年生の時、道とくの時間に、「お誕生日」というのをやりました。そして、お母さんがたが、わたしたちにないしょで手紙を書いおいてくれました。自分の子どもがうまれてきた時のことを。
わたしは、お母さんが手が悪くて手術で東京へ、お父さんも仕事で東京へ行っていて、はなればなれになっていました。けれど、お父さんはお休みの日はかならず、福島に来て、わたしに会いに来ていました。その後、お母さんのさいはつもおちついて、やっと三人で、くらせるようになりました。
わたしたち家族三人の思い出は、家族全員がいつもいっしょにいられることです。
お母さんやお父さんとうまれてすぐ会る子とはちがってわたしが会えたのは、おじいちゃんと、おばあちゃんでした。なんだかわたしがとくべつな子のように感じます。
二年生の時にもらったお母さんからの手紙。これは、わたしの、一生の宝物です。
もし、わたしに子どもができたら、この手紙を子どもに見せて、わたしがうまれてきた時のことをいろいろ教えてあげたいです。わたしがうまれた時、お母さんの手のいたみのせいでたくさんだっこしてもらえなかった。でも、おでかけの時は、いっしょうけんめいちいさな短い足で、チョコチョコといっぱい、いっぱい歩いたからお母さんは、とてもたすかったよ。って言っていたんだよ。こうしてわたしのお母さんが病気に勝つことができたのは、わたしがうまれてきたからなんだよ。だから、わたしとお母さんをささえてきてくださったかたがたへのかんしゃの気もちをわすれないで前に前にすすもうね。って言ってたんだ。って。
だからこれからは、わたしも、お母さんみたいにさいはつを十三回もくりかえすのはいやだって思いました。それからは毎日神様にみんながけんこうでありますように。とおいのりしています。
講評 hoemi
今学期もよくがんばりましたね。
今回は清書、読解問題に加えて作文コンクールへの応募もしてくれましたね。自分の作文がどのように評価されるか楽しみですね♪
4月からは新しい課題、項目に進みます。少しずつ慣れていけるようにがんばりましょう☆
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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