国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   豆腐が変身!   チョコボ

 「豆腐のもちももちドーナツか。おいしいのかな?」
「おいしそうじゃない。」
その母の言葉で、私は作ってみようと思った。作ると言ったものの、実は私、豆腐が苦手である。食べられるかどうか不安だった。
「えーっと、用意するもの、ホットケーキミックス、200グラムに、絹ごし豆腐180グラム?それと、砂糖大さじ1、サラダ油大さじ2分の1グラニュー糖と粉糖が適量だって。」
「あら。ホットケーキミックスうちにないし、豆腐もあと少ししかないじゃない。買ってきてくれる?」
その言葉を聞きながら、お金を受け取り、
「いってきまーす。」
と勢いよく家を飛び出した。まるでロケットのように。
 「ただいまー。」
あっという間に帰って、材料を用意した。豆腐を切る時、はかりにのせて、
「これくらい?」
と思ったところでとめると、まだ50
「えー。これで50ってことは、これの3倍以上も入れるの?」180という数が出るまで顔をしかめながら入れ続けた。—こんなにいっぱい入れたら・・・。とは思ったが、余計なことは考えずに、ホットケーキミックスと砂糖をボウルに入れてシャカッ、シャカッと混ぜた。そして、豆腐を何回も分けて入れた。
「ねえ、お母さん、サラダ油どこ—?ないよ。」
「ああ、うちは健康考えて、オリーヴオイルしかないのよ。オリーヴオイル使ってちょうだい。」「
えっ。ないんだ。オリーヴオイル。」
 いい具合に混ざったころ、サラダ油、の代わりのオリーヴオイルを入れてもう一度混ぜる。いよいよ、揚げるときだ。まず、なべの中にオリーヴオイルを入れて、160℃〜170℃になるまで待つ。
「ねえ。160〜170℃ってどのくらい?」
「手をかざして暖かいか、少し生地を入れたときに、泡を出しながらういてくるまでよ。」
「へえそうなんだ!しらなかった。」
 オリーヴオイルにくぐらせたスプーン2つを使い、形を作る。ドーナツとはいえ、まるでたこ焼きのような形をしている。
「油にくぐらしたスプーン2本で形作り、そのまま160〜170℃くらいの油につるりと入れるとちょうどよい」
とレシピに書いてあったので、その通りにした。「じゅーっ」と音を立てて丸い生地が油の熱いプールにはいっていった。油がはねると怖いので、そうっと入れる。
こんがりとしてきたのであげてみると・・・。はじめにできたのは、大きすぎて、中が揚がっていなかった。揚げると2回り程大きくなり、さらに火が通りにくくなるのだ。
 二回目。スプーンの大きさを小さくしたらどうだろう。ジュッ。今度はどうだろう、と思い、食べてみると、今度は成功。やはり、失敗は成功のもと。
 だいたい15個ぐらい作り、グラニュー糖をまぶし、粗熱をとって、粉糖をまぶし・・・できあがり!
 家族に食べてもらうと、
「へー。豆腐入れても案外おいしいね。」
「うまい。外がかりっかりで、中がもちもち!」
「甘くて美味しいね。」結構好評だ。
で、豆腐が嫌いなはずの私も、
「おいしい!あんまり豆腐っていう感じがしないね。」
と、6つも食べてしまった。
 ここで豆腐について調べてみた。豆腐はたんぱく質を多く含み、消化、吸収のよい「畑の肉」、大豆でできた製品だ。抗酸化作用のある「サポニン」など、たくさんの栄養がつまっている、頼もしい食品である。それでも、お味噌汁に入っている豆腐にはおてあげだ。
 私は、この「豆腐もちもちドーナツ」を作って、嫌いだと思わずに、作って食べてみることが大切だと思った。さらに、嫌いな食品でも、このように調理方法を変えて作ってみると、意外と食べられるものだ分かった。私は、これからもそんな素敵なスイ—ツを探してみたい。特に豆腐のスイーツを作って、もっと豆腐に一歩歩み寄りたいと思う。

   講評   miki


 字数の多い作品を、根気よく、パソコンで清書することができましたね。本当によくがんばりました。
  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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