国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1875 今日1261 合計48825
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   より良い関係   あまぐり


 私のクラスにはつい、最近転入してきた人がいる。男の子で名前は●●●●●くん。●●●●●と、名前が長いためみんなは苗字で呼んでいた。だが、苗字で呼ぶとなぜか堅苦しい感じがする。2〜3日たったら、〇〇くんはあだなで呼ばれていた、あだなだとすぐに呼べて、わかりやすい。だから私はあだなというものは良いと思う。その理由は二つある。
 第一の理由としてあだなで呼ぶことによって友だちとの距離感が無くなるからだ。つまり、親しみが増えるということである。その、●●●●●くんは〇〇をとって、駄菓子で有名な蒲焼さん太郎と呼んだり、〇をとってかばおと呼んだ。かばおとは私が最初に読んだ。そのため、僕と蒲谷くんとの距離が縮まり、親しみが増した。それからというもの、休日に遊んだり、休み時間なども一緒にサッカーをしたり野球をしたりしてすごく仲良くなった。
 第二の理由として、あだなを使わず本名で呼ぶとかえってわかりにくいこともある。僕のクラスには優●という名前の人が二人いる。一人は●本なので、「もっちゃん」と呼び、一人は森という苗字なので「タラリモ(笑)」と読んでいる。タラリモのほうは前から中がよく、一緒に遊んだりしていたのだが、もう一人の●本はあまり仲がよくなかったのだが、あだなで呼ぶことによって遊ぶようになったのだ。
 確かに、あだなによって人を傷つけたりするのは良くない。しかし、そのあだなをうまく使えば、より良い人間関係を作り上げていくものにはかかせないものだろうと思う。一人の敵も作らない人は一人の友も持たないという名言がある。あだなのような使い方によって人を傷つけてしまう可能性があるものをうまく使うことによって人と人との間が深まり、良い友だちを作れるのではないだろうか。

   講評   jun

 説明したとおりの構成で書いていくことができました。段落ごとのバランスも取れていてとてもいいですよ。

<第一段落>
 あだ名にまつわる身近な話を書いた後、あだ名についての自分の意見をはっきり示すことができました。
<第二段落>
 あだ名を良いと思う一つ目の理由を書くことができました。本名で呼び合うよりもあだ名で呼び合う方が親しみが増し、距離が縮まるというのは、本当にそのとおりだと思います。
<第三段落>
 二つ目の理由を示した文は、最後に「からだ。」と入れた方がすっきりします。ここにも体験実例が入りました。
<第四段落>
 反対意見に対する理解を示した後、名言を引用し、書き出しの意見に戻ってまとめることができました。

★新学期最初の作文からとてもよく書けています。この調子でがんばっていきましょう。

★作文の日コンクール、優秀賞おめでとう!!
                       

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)