国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
一期一会 かふた
「え〜!ほかの学校に行ってしまうの〜」(書き出しの工夫)
私はすーっごく驚いた!家庭科のT先生が引っ越すことになったのだ。T先生との思い出の中で1番印象深かったのは、始業式の2日前に作ったきな粉白玉だ。これは、家庭科の授業が予定より早く終わったので、ごほうびである。材料費はタダだった!これにより、班の人とのチームワークがさらに深まった。やる前にちょっと準備してあった。作ってあったのはきな粉で普通のきな粉に砂糖がふってあり、塩もかけてあって、甘みが増すようにしてあった。白玉はまず、白玉粉に水を加え、手でもむようにして全部一緒に丸める。そのあと、ちょっとずつちぎり、丸める。ちょっとしたアイディアで、正方形にもしてみたが、火通しが悪くなるからだめだと言われた。その後は鍋に水を入れて、その中に丸めた白玉を入れてゆでる。何分かしたら、水にちょっとつけて水をきる。そして、きな粉を振ると出来上がりだ!親友のMも一緒の班だったが、なぜかたまたまできた直径1センチぐらいのものを男子に無理やり皿の上に乗せられていた。そして、きな粉を入れた。1班に余りそうなほどきな粉がたくさん置かれていた。T先生が
「できるだけきな粉は残さないでください。」
と言ったので、いっぱいいっぱい入れた。男子はもっと多く、
「鳥取砂丘!」
と言いながら、遊んでいた。男子たちはくちにいっぱいきなこがついていて、5年3組思い出のアルバムに残された。(^o^)(ユーモア表現)
T先生とは、まだ思い出がある。はじめてやった調理野菜炒めだ。最後の仕上げに塩胡椒をかけるときみんな失敗していっぱいかけてしまい、おいしくできた野菜炒めは台無しだ!家に帰ると、卵をつけて卵とじにすると、結構うまくできた。
私は1つ似た話がある。委員会で同じ仲良し6年生Iさんだ。バレンタインデーでも友チョコを渡したほどだ。1年間でこんなに仲良くなるとは……。とても優しくて私はすごく尊敬している。6年生を送るとき、飛び出してきて写真を一緒に撮った。(前の話)
人間は出会いもあれば別れもある。一期一会(ことわざ)という言葉のようにこれからもひとつひとつの出会いを大切にしていかなければならないと分かった。(分かったこと)
あたらしい学校でも、先生はみんなに好かれているだろう。(書き出しの結び)
講評 taimu
こんにちは。新しい項目が仲間入りしましたが、問題なくクリアですね。これまでの項目も積極的につかえました。
<構成>「え〜!ほかの学校に行ってしまうの〜」という残念がっているさくらんぼちゃんの声が聞こえてきそうです。『さようなら○○さん』という課題にふさわしい書き出しができたね。
<題材>大好きな2人の人とお別れしたのですね。それぞれの人との思い出深いエピソードを紹介することができましたね。6年生のIさんとのお別れでは「飛び出してきて写真を一緒に撮った」というくらいだから、お名残惜しいお別れだったことが想像できます。中心の話になっているT先生は「家庭科の授業が予定より早く終わったので、ごほうびである。材料費はタダだった!」という説明から、お人柄がうかがえます。素敵な先生だったのですね。T先生とお別れした場面や、お別れするときどんな気持ちになったのかの説明を補足することもできそうだね。
<表現>たくさんのきな粉で「『鳥取砂丘!』と言いながら、遊んでいた」男の子たち……(笑)なかなかセンスがいいねぇ。色といい質感といい、たしかに砂丘だ。ユーモア表現もばっちりなじんでいるよ。
<主題>今学期は「人間にとって○○とは……」など「人間」というキーワードを用いて、これまでの「私は……」よりも大きな視点でまとめる練習をします。「人間は出会いもあれば別れもある」と力強くまとめることができました。出会いと別れに関係する四字熟語もうまくつかったね。人との出会いの機会は大切にしなくてはいけないね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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