創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   触れ合い   まいう

□最近自宅の最寄り駅の改装が行われた。利用者の利便性や収益力アップなどが目的なのであろう。大きな駅を利用して思うのは、建物が大きくきれいになり階段がエスカレーターやエレベーターになり、自動改札も増設され、いいことだと思う。でも必要以上にだだっぴろく歩いていても人が少なすぎてあまりに視界に人が入ってこないのでSFの世界かどこかに来たようで虚無感を感じる。また道がわからない時やトラブルがあった時に駅員に尋ねようと、あちこち駆けずりまわってもなかなか駅員が見つからない時がある。「書き出しの工夫」今日の社会は人と人との触れ合いがなくなっていると言われる。しかし、駅の自動改札を昔の手作業に戻そうと言う人はいまい。触れ合いの大切さを強調することによって、ものごとの合理的な運営を敵視するような風潮が生まれるとしたら問題だ。「予測問題の主題」
□このような問題が生まれる原因としては、機械化があまりに急速に進んだということが挙げられる。例えばEメールやチャットにブログにSNS(ソーシャルネットワークシステム)など対面せずにコミュニケーションが取れる手段だ。「体験実例」対策としては個人が対面でのコミュニケーションの良さを認識し、意識的に対面でのコミュニケーションの機会を増やすことである。「対策」
□また今後の対策としては、機械化や合理化によって落ちこぼれる人を救済するような政策、いわゆるデジタルデバイドを埋めるような政策が必要だ。「対策」例えば学校教育の場で情報処理の授業を増やしたり、自治体などでPCなどの操作方法を習得できる無料か廉価の講習会を増やして、多くの人がPCなどの情報処理機器を身近に感じられる機会を増やすことだ。パソコンも使ったことがないと難しそうに思えたり縁遠そうに感じられたりするが使ってみれば、ハイテク機器もローテクな道具もどちらも同じ道具に変わらない。そう感じるのは私だけだろうか。「ユーモア表現」
□確かに、人間どうしの触れ合いが少なくなり、それが社会にさまざまなひずみを引き起こしていることも否定できない。しかし、将来の問題となるものは、むしろデジタルデバイド問題だろう。「反対意見への理解」格差社会は収入・教育などいろんなところで広がりを見せている。「自作名言」今日の社会は人と人との触れ合いがなくなっていると言われるが、触れ合いの大切さを強調することによって、ものごとの合理的な運営を妨げるような風潮が生まれるとしたら問題だ。「予測問題の主題」

   講評   suman

 まいうさん、こんにちは。級が上がり課題も難しくなりましたが、しっかりと項目を押さえて意見文が書けました。
 書き出しの工夫は、「必要以上にだだっぴろく歩いていても人が少なすぎてあまりに視界に人が入ってこないのでSFの世界かどこかに来たよう」という駅の描写が、都会の寒々しさをうまく映し出せていますね。
 対策1:「対面でのコミュニケーションの機会を増やすこと」。「対面せずにコミュニケーションが取れる手段」を好み、自分の世界にこもりがちな人が増えています。が、その危うさや脆さを察知した人々が、今後もっと「対面でのコミュニケーションの機会」を求めるようになってくるのではないかと私も思います。
 対策2:「デジタルデバイドを埋めるような政策」すでに今、デジタルデバイドは問題になっていますが、確かに慣れさえすれば「ハイテク機器も〜同じ道具」なのかもしれませんね。

          
 
   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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