国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   電気製品が多い日々   いちごサクラ

 現代は、科学発明によってたくさんの電気製品が作られている。例えば、何か食べたい時にすぐできるもの、それは冷凍食品である。冷凍庫から取り出し、電子レンジで温めるだけですぐに一食分ができる。それは確かに便利ですぐに食べ物ができるが、本当に食べ物を作っているわけではない。電子レンジに頼らずに、自分でしっかりと食べ物を作ることで、本当に作ることができ、できたことの感動で、生きることを少しでも実感できると思う。だから私は何でも電気製品に頼らずに、できることは自分の力でするように生きたい。
 そういう生き方をする第一の方法は、体をたくさん動かすことだ。最近の人は、テレビやパソコンがあるから昔ほど外に行かなくなっている。そんなことをしていたら、本当に生きることはできないと思う。よく外に出て体を動かすほうが、人生は充実するだろう。私はこの間家の近くにある国立公園に行って、自転車を乗り、少しハイキングをした。そこは他の国立公園と比べると小さな公園だったけれど、自然はとても多くてきれいだった。そして、ハイキングして小さい山から見える景色は感動ものだった。私は長い時間そこに立って、山の頂上の風景に見とれていた。そのとき、自然に囲まれ、私は地球はとても大きい、そしてその地球で本当に生きている人間の一人なのだと実感した。
 また、第二の方法としては、何でも電気製品に頼らないで、手作業で生きることだ。今の人々は、電気の明かりが当たり前だと思っているが、電気が発明されるまでは、人間はみんな火の明かりで過ごしていた。そういう火などを使うことで、自然なものとふれ合い、生きていると感じることができると思う。昔の人たちは、今の人よりも本当に生きることができていたから(笑)。例えば、パーティーで、電気をつけずに、ろうそくに火をつけることで、環境にも良いし、昔の人の生き方も体験できる。それも新たな感覚で楽しめて、パーティーも盛り上がる。そして、盛り上がり、楽しむことも本当に生きることになる。
 確かに、電気製品は便利で最近の忙しい暮らしには適している。それに、電気製品を一切使わないこともあまり良くない。少しは使うほうが人生に役立つし、今の人は全員が電気製品の全てを使いこなすことができると思い込んでいることもある。しかし、「真に良いことは、新聞に大きな騒ぎを起こすことなく、小さく始まる」という名言があるように、本当に生きるということは、ものすごい電気製品に頼ることではなく、体を動かしたり、自然とふれ合ったりすることだ。私は、自分の力でできることは自分の力でしたい、そして本当に生きたい。

   講評   suman

 いちごサクラさん、こんにちは。「私は何でも電気製品に頼らずに、できることは自分の力でするように生きたい。」という考えが、体験実例などを挙げて、しっかり書けましたね。いちごサクラさんが、どんなとき生きている実感を感じているのかが、よくわかるいい文章です。
 題名は「電気製品に頼らない生き方」「できることは自分の力でする」「本当に生きるということは」などの方が合うと思います。
 「第一の方法は、体をたくさん動かすことだ。」体をたくさん動かして、自然にふれ、人間も自然の一部なのだと実感することは、人間には絶対に必要なことですね。
 「第二の方法としては、何でも電気製品に頼らないで、手作業で生きることだ。」ろうそくを灯して、電気を使わないひとときを家族や友人たちと楽しむーこういうイヴェントが、夏至のころ日本では各地で行われていますよ。題して「百万人のキャンドルナイト」。ろうそくの灯りは温かみがあり、「パーティーも盛り上が」り、話に花が咲いたりするようです。

※第一段落:「本当に作ることができ」→「本当に体にいいもの(必要なもの)を作ることができ」のように、少し言葉を補うといいですね。
※第四段落:「電気製品を一切使わないこともあまり良くない。」→良し悪し以前に、都市では使わないとほとんど生活が成り立たないでしょうね。

          
        

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