国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   雑草   かはふ

科学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省く。現代はあらゆるものがそろい、しかも面倒なことは避ければいいわけで、子どもたちにとっては、あえて本能的なアンテナをはりめぐらせる必要がなくなってきているのではないだろうか。生きる喜びとは、感覚をとぎすまし、自然の大きさと人間の魅力を日々発見することにあると思う。
 手間をかけた生き方をしていくべきだ。手間を省くというが、はたして本当に省くべきものなのか。省くというラインをもう少し下げてもよいのではないかと思う。例えば、はじめて取り組むことでも、見た目やってみると案外簡単にできるものだが、実際にやってみると結構できないものである。
 環境を変える教育現場で少しでも変えていくべきではないだろうか。今、徐々ゆとり教育が改善されてきているころだが、これは環境を変えるうえで良いことだと思う。
 確かに、これまでの学問や物事を打ち立てて手間を省くのも必要だ。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言があるように、すぐに手間を省けばよいという問題ではないし、簡単に手間を省いては良くないと思う。

   講評   kira

 かはふくん、こんにちは。人間の幸福のための科学技術の発達が、便利つまりお手軽感が先行して人間の能力をすっかり奪い去ることになっては本末転倒です。

 まず手間を省くラインを下げてみるのですね。ラインというか、種別のような気もします。身に付けて置くべき能力については、とことん手間をかけるべきでしょう。具体的な能力を持たない人は、社会的能力も低くなるのではないでしょうか。
★見た目やってみると案外簡単にできるものだが、実際にやってみると結構できないものである。→見た目には簡単そうにみえることが、実際に・・・

 教育現場でも、手間を大事にするように変革が必要ですね。ゆとり教育への反省から、実験もふえるカリキュラムに変わるそうですね。
★環境を変える教育現場で少しでも変えていくべきではないだろうか→子どもたちの成長に関わる環境である教育現場も、手間をかけるように変えて行くことだ。

 第一・第二の方法を述べる文は、論旨で重要な文になるので、じっくり練っておきましょう。



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