低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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技術と人間 ゆうちゃり〜
現代の技術はものすごく発達している。いつでも部屋の温度を適温にできたり、遠い場所にでもすぐに行くことができたりする。このように、発達した技術のおかげで生活は便利になったが、その技術を兵器に使ったり、それを使って自然破壊のような乱獲や伐採を行っていたりする。言い換えると、きちんと発達した技術を使いこなせていないのだ。だから我々は、技術の進歩に見合うだけの精神を持つべきである。
そのための方法として第一に、現実から目をそらさず、問題点を明らかにすることである。去年、Z会の模試「アドバンスト」を受けて、結果が想像していたよりもかなり悪かった。僕はその時、とても大きなショックを受け、もう見たくもないと思ってそのまま放っておいた。しかし、春休みになって、ひまだった時にふとそのテストの復習をしようと思った。そうして、復習をしながら、どうして結果が悪かったのかがわかってきた。それは、単純なミスと自信の欠如であった。学校の先生からは、かなり難しいテストであることを聞かされ、過去問をやっていた時も、それほど点数が良くなかったからだろう。今回見えてきた弱点を克服すれば、次のテストでは少しは良くなると思う。このように、現実から目を離さず、問題点を明らかにすることは、自分自身を進歩させることができる。
また、方法の第二としては、問題に対しては、大勢で時間をかけてしっかり議論を尽くすことだ。足利事件で、犯人とされた菅家さんの無罪が最近決まった。その理由として、証拠とされたDNA鑑定での特定はできないと挙げられている。当時、DNA鑑定は現在のものよりもかなり精度が低かったが、それを完全なものとし、そのことに関して裁判上の十分な議論がなされていなかったようだ。今も昔も変わっていないが、科学は絶対的な信用性があると信じられ、裁判も科学の力で決まってしまう。模試ほかの証拠や自白、そして十分な議論がきちんとされていたら、こんな冤罪起こることはなかったのではなかろうか。
確かに、技術の進歩はめざましく、人間の意識の方がついていけなくなりがちである。それに、社会の迅速な発展には、人間の意識より技術の迅速な進歩が要求された。しかし、技術というものは、ただ単に発達させるものではなく、人間が使う道具である。だから、発達した技術を受け入れれるように、人間の意識を発展させなければならない。
講評 kamo
今回も、自分のオリジナルの意見文として、第一段落を書き変え、清書をしっかり仕上げてくれたね。
今月も毎週頑張りました。
5月は、テストなどでまた忙しくなりそうだけれど、マイペースで進めていきましょう!
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