創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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べつにすてきなものじゃないし(かんそうぶん) おはろ
べつにすてきなものじゃないし大したものでもない。何が不必要なのかということなのだ。部屋に大きなくずかごを一つ、心のひろい友として置くだけで、何かが変わっている。
ぼくのおじいちゃんは中国の石やピラニアの歯やしかのはくせいをもっています。その中のほとんどがいらないのにすてられないものばかりです。この前も中国に旅行に行ってキャッツアイ(猫の目)を買ってきました。おばあちゃんはいつもまるで苦虫をかみつぶしたようなかおで
「そんなものいらないのに。」
といいます。ぼくもお母さんもおなじかんがえで、おじいちゃんのいらないものばかりをかうくせに手をやいています。それでもおじいちゃんはいろんな買い物をひまさえあればながめています。
ぼくはおじいちゃんがよくばりだと思いました。こんなにこっとうひんがあるのに、まだまだものをほしがるからです。おじいちゃんはひつようなものを買うことより、これはほんとうにひつようなものかということを考えてほしいです。おおきいおおきいくずかごをわたしたいくらいです。
くずかごはかみくずなどをすてることのほかにいろいろなひつようせいをひめているんだなあとわかりました。
講評 kan
こんにちは、おはろくん。ふだんは気にもかけないごみばこ。そのごみばこもが大切な提案をしてくれました。似た話を考えてみたところ、おじいちゃんの顔がぱっとうかんだのでしょうね。家族からみたらむだなものも、おじいちゃんにとっては心の栄養になる大切なものなのでしょう。もしかしたらおじいちゃんは、みんなが必要だと思うものを持っていないのかもしれませんね。
★第一段落 要約の練習です。三文ぬきがきなら、この長文のポイントになるところをしぼってみましょう。なれてきたら自分の言葉で要約してみましょう。
★第二段落 いらないものを次々に買ってくるおじいちゃん。中国の石にピラニアの歯、シカのはくせい……。家族は「まるで苦虫をかみつぶしたようなかお」をして、こまっているのですね。そんなことをいっこうに気にせず買い続けているおじいちゃん。おはろくんの書き方がおもしろく、おもわずわらってしまいました。大変じょうずな似た話です。
★第三段落 大きいくずかごをわたしたい! ほんとうですね。おじいちゃんのおたん生日にプレゼントしてみる?
★第四段落 わかったことがとてもよいね。そうです。こんなふうにおはろくんの考えをまとめていくのが今学期の勉強です。今回はすばらしいまとめになりました。よく覚えておきましょう。
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