国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   いろんな見方   ポセイドン

 レトリックとは、多角的に見え、かつ多角的な言葉によって表現してみることである。レトリックは発見的な認識への努力に近く、創造力と想像力の営みである。肝心なのは相手の立場、別の視点に立ってみればどんな具合にものが見えるか、ということを思いえがいてみる能力である。新しい視野を獲得するためにも、また、相互理解のためにも、今日ほどレトリック感覚の必要とされるときは、かつてなかったように思う。私は、物事を多角的に見るのは良いと思う。
 第一に、物事を多角的に見ると、一つの物事からいろいろ新しい発見があるからだ。私は今日、美術の授業でそのことを感じた。先生が新しい発見をみんなに実感してもらうために、二つの白黒の絵がえがかれているプリントを配布した。一つの絵は、レインコートのようなものを着て、背中を向けて立っている人に見えた。先生が、
「この、人の顔のように見える右側の絵を見て、何か他のものに見えないか、考えてみてください。」とみんなに言った。私はラッキーと思って、すぐに手を挙げた。なぜなら、私にはその絵が人の顔には見えなかったからだ。先生は私が答えると、
「最初から、顔とは違うものに見えたのですか。」
と聞いてきたので、はいと答えた。すると、先生はみんなに向かってこう言ったのだ。
「物事は、視点を変えて見ることがとても大切なのです。」と。
 第二に、一面的に見て勝手に決めつけてしまうと、本当の姿が見えてこないからだ。私は、中学校で同じクラスの一人の少年のことを、ただ勉強や本を読むことばかりしているガリ勉だと思っていた。しかし、休み時間に歩きおにごっこに誘ってみたら、意外とやんちゃでもあることが分かったのである。
 確かに、物事を一つの方向からじっと見ることは大切だ。けれども「雑草とは、まだその美点が発見されていない植物である」という名言にもあるように、物事は多角的に見なければ見えない所も多い。つまり、多角的に見れば、見えていなかった物事が新しく見えてくるということだ。だから、多角的に見ることは必要であり、良いことだと私は思う。

   講評   taimu

 こんにちは。連休になるため、山の便りを早めに発送しています。楽しい連休になるといいですね。

5・1週の課題は休み宿題(お電話はありませんが、作文の提出はしてください)です。次回のお電話は2週目になります。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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