国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   多角的な物事の見方   ロールケーキ

 ふだん私たちは、コインを丸いものとみなしている。けれども、もちろんコインは、年じゅう円形に見えるわけではない。水平方向から眺めれば、あきらかに、薄い長方形に見えるはずだ。レトリック感覚は、発見的な認識には欠くことができない上に、人をできるだけよく理解するためにこそ必要なのだ、ということになる。私は物事をいろんな方向から見るべきだと思う。
 そう思う第一の理由は、一つのものの見方が正しいとは言えないからである。映画はどうだろうか。私は最近「のだめカンタービレ」を見に行った。主人公ののだめをみんなはどう見ているだろうか。私は変人だけどかわいと思う。他の人はおもしろい、しゃべり方が楽しいなど、のだめは大変人気のようだ。映画全体で見てもいろんな所にユーモアがかくれている。おもしろいと会話が盛り上がる場面もほとんど同じだ。そういった中でのだめが好きな人や嫌いな人がいる。人それぞれの意見を聞くと、多角的な視点がえられるのだ。T
 そう思った第二の理由は、物事を多角的に見ることによって新しいアイディアが生まれるからである。食べ物に例えると。おにぎりなんかはどうだろうか。みんなが思うおにぎりの定番はしゃけ、おかか、梅ぼしなどではないだろうか。中にはツナマヨやこんぶ、なめしと思う人もいるだろう。最近では次々と「こんなのあり?」と思う味がある。あるおにぎり屋では角煮、雑穀ごはんにひじきを混ぜたものまである。のりがないものとか。それもいろんな人の視点で作られたものだろう。サンドイッチやスパゲティでも料理人が次々とアレンジしていく。
 たしかに一つの視点にたってものを見る時のほうが大切な時もある。しかし、物事を多角的に見ることが大切だと思う。悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。別に一つの視点で見ることは悪くない。時と場合によってどう見るかである。

   講評   onopi

 意見文を書き始めて一カ月がたちました。大きな流れをとらえることができています。実例も身近な例をとりあげてうまくまとめられていました。
 

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