創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   里山は日本の宝   コレルリ

 私は去年、今森光彦さんの写真展を見に行った。舞台は、琵琶湖の西に広がる湖西と呼ばれる地域だ。背後に比叡山があり、前方には広々とした琵琶湖が輝いている。湖岸に近い平地と比叡山などの高い山並みの間には、山というよりは森と呼ぶ方がふさわしい里山が豊かに広がっている写真があった。どっしりと構えたように広がる山々は迫力があり、エメラルドグリーンの琵琶湖に沈みかけた夕陽が映る。里山の一瞬の感動を今森さんは見のがさない。まるで時間を止める魔女(魔男?)みたい。時間を有効に使い、里山の全てを一枚の写真におさめ、人々に感動を与えてくれる。里山は日本の宝である。
 奈良県にある東大寺を知っているだろうか?日本一の大きさの大仏で有名だ。そんな東大寺のまわりにある奈良公園には千二百頭の鹿がいる。見た目はかわいいのだが、せんべい(十枚入りで売っている)をあげると、たちまち二十頭の鹿に囲まれて、おされて、倒れそうになるくらいの力で迫ってくる。だから奈良公園に行って鹿に、せんべいはあげない方が身のためだと思う。道路標識にも
「シカ注意」
と書いてある。年間百を超える交通事故が発生し、八十頭の鹿が犠牲になっている。鹿に向かって
「車には、気をつけようね。」
と言っても、図を使って説明しても、鹿の耳に念仏を言っても、ト—ゼン分からない。(ナルニア国物語の鹿はわかる!)だからと言って道路を通行止めにするわけにもいかず、鹿を殺すわけにもいかず…何らかの方法で共存するシカない!(寒っ)きっと鹿ちゃんたちは、奈良公園だけのスペースじゃ狭いと言っているので道路に飛び出したりするのだと思う。そこで、私だったら鹿たちをまた別の場所に六百頭ほど移して奈良公園Ⅰと奈良公園Ⅱを作る。そうしたら鹿も思う存分遊べると思う。そんな動物たちが生きていける里山がたくさんあればいいとつくづく思う。
 人間にとって里山とは、心をなごませてくれるだけではなく、自然とふれあわせてくれる所でもある。たくさんの人と動物と自然と出会い、心も体も成長していく所が日本にはまだまだ、必要である。

   講評   takeko

 いい清書になりましたね。この調子で書いていってね。

 この絵はインターネットで見ると動きます。

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