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　　　新学期に向けて　　　きりら

「道具箱の中身とか、新学期に向けての用意は、できているの。」
とお母さんにたずねられました。わたしは、
「まだあ。」
といいました。すると母さんに、
「早くやっちゃいなさい。」
といわれたので、用意を始めました。そしてお母さんに、
「四年生で使い終わった教科書とノートも、使う物と使わない物で分けなさい。」
と、つけくわえられたので、わたしは、
「いやだな。」
と思いました。一緒にかたずけもしなさいと言われると思ったからです。そしてその後はまず、教科書をかたずけました。今まで使っていた教科書より、少しだけ重く感じました。ノートもページのあるものとないものにわけて、なかったものはすてました。その時残りが多かったノートの表紙が、つくえですれて、よごれていました。わたしには、えんぴつでわざとぬったようにみえました。
　それから、持ち物の、筆箱の中身の小さくなったえんぴつを、新しいえんぴつをかえました。それだけで新学期がとても楽しみになりました。えんぴつをかえるのと同時に、今まで使っていた下じきが、使いにくくなったので、下じきもかえました。大切に使おうと思います。
　今回、自分でこれから使うものを新しくして、心機一転して、とてもすっきりしました。新学期が楽しみです。

　　　講評　　　mako