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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本の表現ことば   いちごサクラ

日本人の魂の奥には、いつも水音が響いている。日本人は水音に親しみ、安心、懐かしさを感じ、「のたりのたり」など水を表現することが多い。日本語にはこうした擬声語擬態語がとても多い。だから、「のたりのたり」などの表現を外国語に翻訳するのは不可能だ。しかし、そういう表現をすること、または理解することは今の文化に住んでいる人にはできないことが多い。だから、言語だけではなく、音楽などの表現を使い、毎日の生活を色々な表現をすることが大事である。私は、擬声語擬態語などを使い、毎日の生活を豊かに表現して生きたい。
 表現豊かな暮らしをする第一の方法としては、本をたくさん読み、その中に使われている擬声語擬態語を受け入れることだ。表現が良い本は、読んでいてその場面をイメージできる言葉を使っている。その本はそれこそ豊かな表現をしているから、そういう言葉を自分の生活に取り入れられる。そうすることで表現豊かな言葉が生活の中で使える。私は、本を読むことが好きた。だから、色々なジャンルの本を読み、本に使われている擬声語などを受け入れ、自分が話すときも使っている。そういう言葉を使うことで、人に何かを説明するときが楽になり、相手にも豊かなイメージを与えることができるようになった。そのおかげで、生活が前よりも少しカラフルになった気がする。
 また、第二の方法としては、感性を豊かにすることだ。例えば、耳を澄まし、かすかな音を聞き取り、あるのかないのか分からないような匂い、または味を感じるなど、五感を磨くことで様々なものを感じ取り、表現する。日本人は昔から水の音などに耳を澄まし、それを言葉に表そうと俳句を書いていた。だから今でも「のたりのたり」など、絶妙な表現言葉がある。しかし、アメリカではそういう表現言葉は日本に比べるととても少ない。例えば犬などの鳴き声は日本では「ワン」、「キャン」、「バウ」など色々あるけれど、アメリカでは「woof woof」くらいで、他にはあまりない。それはきっと、日本人がアメリカ人よりもっと小さなものにも目を向け、そのものを表現しようとしたからだろう。だから今でも日本のほうが表現豊かな人が多い。
 確かに、物事をきっぱりと伝えることも大切だ。時と場合によって、正確に伝えないとウソをついているように感じられてしまう。だから、時には詳しいで説明はなく、さっぱりと言い切らねればならない。しかし、「未来を予測する最も確実な方法は、未来を創造することである」という名言があるように、正確なことだけを伝えている人生はつまらない。表現や感性を豊かにし、豊かな暮らしをするほうが人生は面白いし、充実するだろう。だから、私は表現豊かな人生を生きたい。

   講評   suman

 いちごサクラさん、こんにちは。「擬声語擬態語などを使い、毎日の生活を豊かに表現して生きたい」という生き方の主題が、各項目を入れてしっかり書けましたね。
 第一の方法は「本をたくさん読み、その中に使われている擬声語擬態語を受け入れることだ。」本を読むことで出会った擬声語や擬態語は、こんな表現ができるのかと新鮮な驚きや感動をもたらしてくれ感性が豊かになります。また、それらを実際に使っていくことで、豊かな世界を他の人に伝えていくことができそうですね。
 第二の方法は「感性を豊かにすること」。「五感を磨くことで様々なものを感じ取り、表現する」というのは、日常生活でも実践できそうです。擬声語擬態語の日米の比較は興味深いですね。日本語は感覚的なものを大切にする言語だといえそうです。
 「表現や感性を豊かにし」豊かな人生を創造して下さいね。
         

※第1段落:そういう表現をすること、または理解することは今の文化に「住んでいる人には」できないことが多い。→「住んでいない人には」?
※第4段落:詳しい(で)説明はなく、さ(き?)っぱりと言い切らね(れ)ばならない。

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