国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1875 今日1935 合計49499
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   犬がいてよかったなぁ   ひんこ

「チーン」
「ワワワワーン」
エレベーターの到着音に反応して犬が鳴きだした。
 その犬の名前はサーブ。男の子。もうちょっとで三才になる。誕生日は9月3日。種類はミニチュアダックスフンド。サーブという名前をつけたのは、サーブという盲導犬がいたからだ。その盲導犬みたいにかしこくなってほしいからその名前をつけた。茶色の長いフサフサした毛がわを着ている。
 学校から帰ってくると可愛い顔で迎えてくれる。しっぽもぶんぶんとれるぐらいふって。父が仕事から帰ってきた時は、しっぽをビュンビュンふって迎えている。父が自分の部屋に行こうと足を進めるとサーブも走ってついて行った。父が相手してやるとろう下をダダダダと走って行く。深呼吸した後、再びあの強烈な足音が聞こえてきた。風のように、ぼうぜんと立っている私の横を通りすぎていく。
 一方、母は家の中にいる時間が長いので、買い物にでかけて帰ってきてもあまり歓迎されない。歓迎されたとしてもサーブがねむたそうな目で母の方を見るだけだ。母は
「最初サーブが私のことねむたそうな目で見た時、しんどいのかと思ったよ。」と言っていた。
サーブが私の家に家族の一員として一緒に住むことになった時、この犬を買ってよかったなぁ、と思った。留守番している時も遊び相手がいるから。今も、犬がいなかった時よりももっともっと楽しい生活をしています。

   講評   sumomo

 家の中に犬がいる風景が目に浮かんできますね。先生の家にも犬がいます。犬のおかげで楽しいこともずいぶん多くなりました。ひんこさんの家の犬がどんな種類なのか、どんな色なのか、なんという名前なのか、そして、どうしてその名前をつけたのかも詳しく説明できましたね。
 お父さんが帰ってきたときの歓迎の様子もよくわかります。先生もいつも家にいるので、大して喜んでもらえません。お母さんの気持がよくわかります。
 犬がいなかったときとくらべて楽しい日々を過ごしているという表現から、サーブが大切な家族の一員となっていることがよく伝わってきました。これからも長く一緒にいられるといいですね。最後の文章だけが敬体になっています。統一するように気をつけましょう。



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)