創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ぽかぽかスポーツ日和   かひれ

 「どおりゃあああ。」
「パコーン。」
「げっ、そんなに飛ばさないでえ〜。」
 今日は日曜日だ。私は家族(兄抜き)で光ヶ丘公園に来ている。光ヶ丘は練馬区の外れにあり、私の家からは自転車で二十分くらいの場所にある。
 そして、私がなぜこのような場所に来たのかというと、今から一時間ほど前の父の何気ない発言によってであった。
「あー、光ヶ丘でスポーツがしたいな。」
「は?」
 私はいっしゅん、じょうだんではないと思った。なぜなら私はその時ゴ−ルデンウィークを「家で」どう過ごすか、プランを練っていたからだ。私のプランは、わずか五秒で破られたのだった。そして、現在にいたるわけだ。
 ワーミングアップのために、父と弟はキャッチボール、私と母はバドミントンをした。だが、この日は風が味方についてくれず、打っていないのに羽が宙をまう羽目になった。
「これじゃダメだ。テニスにしよう。」
私はそう言って、テニスに変えた。が、こちらもうまく行かず、ラケットをまるで砲丸投げ選手のようにふり回してしまった。
 やがて汗だくになり、つかれてしまったので休けいした。父と母は、その間も「もはん演技」と言って、ボレーボレーをしていた。そのもはん演技に勇気づけられたので、しばらくして私は今度は父とやった。父は時々アドバイスしてくれたので、上手くなったのが自分でもわかった。後から母に、
「うまくなったね。」
とほめられたので、うれしくなった。外で遊ぶのも悪くないと思った。
 このような経験をして、私は気がついたことがある。それは、家の中でもいいことはあるけれど、久しぶりに体を動かすことの快感は、とてつもないものである、ということだ。

   講評   ouma

 エリザベスさん、こんにちは!
 最近は暖かくなってきて、先生は大嫌いな夏の足音がいやでしょうがないけれど、短い春を楽しむしかないか、とぜいたくピクニックに出掛けたりしています。(←結局楽しんでいる。)
 今回は、ゴールデンウィークに家族でスポーツをしたことを楽しく書けましたね。構成図もよく書けています!
 読書好きなエリザベスさんらしい、面白い表現がいくつかありました。

 書き出しをバドミントンかテニスをしているときの会話で始めていて、いい工夫ができました。
 次の段落は、説明の現在形を使って、まるで今がその時のような気分になる、いい書き方ができています。
 「そして、私がなぜこのような場所に来たのかというと、〜」「なぜなら私はその時〜プランを練っていたからだ。」のところは、体験実例がくわしく書けている上に、エリザベスさんらしさのよく出た、面白い表現ができています。
 「〜羽が宙をまう羽目になった。」のところは、ダジャレかな、たまたまかな。
 「〜まるで砲丸投げ選手のように〜」のところは、上手にたとえが使えています。
 最後に分かったことをまとめられました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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