国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   近道したい人は急がばまわれ   ひんこ

急がばまわれという言葉は本で読んだことがあって、意味も知っているけど、由来はどこから来ているのか知らなかった。
 「武士の矢馳の船ははやくとも急がばまわれ瀬田の長橋」という百人一首からきているということを初めて知った。
 私は、どちらかと言うと、近道をしたい方だ。だから、身のまわりに急がばまわれの話がもりだくさんある。例えば、私は字を雑に書くから、よく先生に
「書き直してください。」
と言われた。やり直しを休み時間にしないといけない。だから遊ぶ時間が減った。でも、できるだけたくさん遊びたいから、サササーッと終えて、また書きなおしさせられた。
 母の場合はどうだろう。母は私に急がばまわれをするのが好きだ。だから私が
「これどういう事?」
と聞いても、絶対
「どういう事だと思う?」
と言って、教えてくれない。あとで母に理由を聞くと、その方が子供に良いと思っているらしい。
「子供の聞く質問にすぐさま答えたら、子供達が大人になって困るわ。」
と言っている。
 そんな昔から急がばまわれという言葉があったとはけんとうもつかなかった。百人一首の作者は、自分の書いた百人一首の急がばまわれという言葉が皆に伝わったのをうれしく感じていると思う。

   講評   sumomo

 ひんこさんは「急がばまわれ」という言葉を以前から知っていたのですね。でも、それがどんなことからはじまった言葉なのかを今週の長文で知ったのですね。第一段落では、この長文の要約をするといいですね。
 自分が似た体験をしたことが書けました。はやくしてしまおうという気持ちが先に立つと、ついつい字も雑になってしまいます。でも、何度も書くことになるのなら、最初からていねいに書いておくほうがずっと時間も短くてすむのですね。
 お母さんのことは、自分と正反対の例として、わかりやすく説明できました。これからは「急がばまわれ」という言葉もちょっと頭のすみにおいておくとよさそうですね。


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