創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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奈良時代では… もも
「うわぁ、広〜い!」
五月一日に、私と姉と母と祖母で、平城京せんと千三百年祭に行ってきました。奈良時代の服を着て歩いている人を見たり、劇を見たり、平城宮の太極殿の中に入ったり、まるで自分が今、奈良時代に住んでいる気分になりました。その中で、一番楽しかったのは、「ふでののりづけ体験」です。どういうことをするのかというと、ふで作りのしあげに、のりでふでの先をかためて形をととのえるということをしました。
もし、私が奈良時代に住んでいたら、ふでを一から作っていたかもしれません。まず始めに、小ふでか大ふでか、白いふでか茶色いふでかをえらびました。大ふでにするのはすぐに決まったけれど、白いふでか茶色いふでかをきめるのになやみました。お兄さんが、「白い方が少しソフトなタイプですので、初心者にはおすすめです。」
と言ってくださいました。でも、母は、
「使いやすいから茶色にしておいたら。」
と言ったので、茶色の大ふでにしました。姉も私と一緒にしていました。
「まず、この海草からできたのりにふでをつけてね。その時、ふでの毛がばさっとなるようにしてね。」
とおっしゃったので、その通りにしてみると、
「上手、上手。」
と言ってほめてくれました。始めはゆっくりだったのが、なれてくると早くできるようになりました。次に、細いひもをふでに一しゅうまきつけてふでを回しながら自分の方へ引きます。むずかしかったのでお兄さんと一緒にしました。のりのいらないところがきれいにとれました。見てみると少しふでの先がいがんでいました。どうしようと思っていると、
「今度はひもをまいて、ふでを反対向きに回してみてごらん。」とアドバイスをしてくれました。すると、ゆがんでいた毛がみるみるうちにまっすぐになっていました。
「わぁ、すっごーい!」
私はかん声をあげました。ふでがきれいにしあがったら、
「これを三、四日、びんなどに立てておいてください。」と言われたので、
「はい。」
と返事をしました。
私は、このふでのように字もきれいになっていくといいなあと思いました。
講評 kiri
こんにちは。今月もがんばって作文が書けました。
6月は進級テストがあります。この調子で、がんばりましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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