創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   感情をコントロールして・・・   ピッピ

 進歩し、高等になり、生きるために行動する人間。使ってゆくうちに性能が落ちていくだけで単純な機械。この二つの違いを理解していないから、人間を機械のように考えてしまうのだ。そして機械をつくる科学は急速に進歩し、人間をふくむ生物を相手にする科学はあまり進歩しないという結果になった。
 私はホテルでピアノの演奏を聴いたことがある。ラウンジの方から聞こえてくるその音色は、なめらかでリボンが踊っているような音だった。でも、いつも耳にするピアノの音とは違う気がして音のする方へ行ってみた。ところがピアノのそばには人はいなかった。自動演奏だったのだ。ああ、そうだったのか。弾いている人の伝えたいこと、感情が伝わってこなかったからいつもとは違う音に聞こえたのだ。いつもだったら弾いている人が連れて行ってくれる音の世界へ入れなかったからだ。
 私はボタンを押すと話したり、踊ったり、後を付いて来る可愛い顔をしたおもちゃの犬を持っている。その犬と話をしていると時々、何か物足りないなあと感じることがある。なんでだろうと考えてみると、心の通じ合いと相手の心の中を分かろうとする気持ちがないからだと気付いた。その犬と話していても壁に向かって話しているような気がする。本物の犬と話していると「ありがとう」「ううう・・・」「やだー」といった喜怒哀楽が伝わり合うことで、元気になったり楽しい気分になったりする。
 私達は機械でなく「心」や「感情」というものを持った人間として生まれたことに感謝しなければならない。人間が進歩発展して来たのは、人間に感情があるからだと私は思う。神は自分の行いを左右させる「感情」をコントロールすれば成功したり、発展したり出来ることを知っていて、私たちにそうするように求めているのだ。私たちはそれに答えなければいけない。感情を上手にコントロールして、これからも人間を進歩発展させていくのだ。一人ひとりの感情のコントロールが実を結ぶ。

   講評   onopi

 よく考えながら書けている作文です。人として生きていくために必要なことがよくわかっているようです。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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