国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
かさぶただって先生だ なつみかん
人間にとって学習するということは非常に大切である。
第一の理由は、人間は学習することによって成長するということだ。私は小さい頃、自転車に乗れるよう毎日練習していた。父が自転車の後ろを支えてくれて、マンションの前を何回も往復する。父が手を離すと、3秒もしないうちに、
「ドガシャーン!」
大きな音を立てて自転車ごと倒れる。こんなことが何度あったことだろう。かさぶたやあざだって、いくつできたか知れない。とても痛くて、苦痛だったはずだ。見た目はきれいではないけれど、母はその傷を「名誉の負傷」と評している。でも私は諦めずに、父と練習を続けた。傷が増えていくにつれ、私はだんだん学習していった。ペダルはなるべく速くこぐこと。ハンドルは脇を締めてぐらぐらしないよう安定させること。曲がるときにはなるべく大きな孤をえがくこと。これらはすべて過去に何回も失敗して学んだことだ。その後、私は自転車に乗れるようになり、成長できた。この成長は、失敗から学んでこその成長だと思う。
学校でもそうだ。授業中、男子がふざけたり騒いだりして注意される。他のクラスメイトは「早く静かにしてよ。」と思っているはずだ。先生もいらいらして、
ついにドカーン。なぜ注意されたのか考え、そのことから学べば注意されないよう成長できるはずなのに、それができない。人は誰でも失敗する。しかしそこから学ばなければ、その失敗は無駄というものだ。失敗から学習できるかどうかは、生きていくうえで非常に大切である。
第2の理由は、学習することによって自分の可能性が広がるということだ。私は学校で英語を学び始めたばかりだが、その英語もきっと話せなくても生きていけるだろう。しかし、自分の可能性が日本だけに限定されてしまう。英語でコミュニケーションをとることができれば、きっと世界観が変わる。他の国の文化や良いところを知ることができる。日本でも本やパソコンで知識は得られるかもしれないが、実際に話を聞かないとわからないことだってたくさんある。英語だけに限らず、学習することによって知識が広がり、一つのことについて深く考えることができる。多くのことを知れば知るほど、物事が面白くなっていく。これは素晴らしいことだ。
確かに勉強のしすぎはストレスがたまったり、健康を損なってしまう原因になる。それに遊びから学ぶことだってたくさんあるはずだ。「学習する」ということは、単に書物や勉強から知識を得るということだけではない。「経験は最良の教師である」という名言のように、自分の体験や失敗からたくさんのことを学ぶということも立派な「学習」であり、生きていくうえで欠かせないことである。
「ったく、男子うるさい!」
男子を横目でにらみつけながら、早く学習しないかなと思う私だった。
講評 arare
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カサブタならぬ、ただのブタ
清書は自分の気に入ったものにすればいいですよ。
『空想科学読本』私も大好きです。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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