低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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急がば回れをしなきゃいけないよ ダイヤモンド
急ぐときには、少しくらい危険があっても、近道を通りたくなる。大津へ行くのには、琵琶湖の岸の矢馳からでる舟に乗っていけばはやい。ぼくは、学生の時に「急がばまわれ」のことわざをわすれていたので、何度も失敗したよ。 知っているのにできなかった、「急がば回れ」。ぼくが一番共感したことです。一年生の時、テストでいつも九十五点以上なのに、見直さないですぐに済ませて提出したテストは九十点でした。「悪すぎるよなあ〜。」まるで鬼になぐられたような気持ちになった事を覚えています。今思えば、先生に提出が遅いとおこられたくないから、早く遊びに出たかったから急いでしまったのです。 でも、四年生になって、しっかり勉強もしている成果を出すために「急がば見直せ。」と自分に言い聞かせるようになりました。 もう一つ、水泳で似た話があります。ぼくは五〇メートルの競泳で、後半から大失速してしまいます。なぜなら、前半はクロールの息継ぎを腕かき八回に一回なのが、後半には四回に一回するからです。つまり後半になると急ぎまくって丁寧に泳がなくなるのです。やっぱり急がば回って、最後まで集中して丁寧に泳がないといいタイムが出せません。 集中しないと、ミスを見過(ミス)ごす。これは見直ししていない、という意味なのです。
講評 hamura
毎回、よく練られた構成で、項目もきちんと入れて、仕上げられています。
ダイヤモンドくんのすばらしいところは、課題にそった話を書き、具体的な例をあげながら、そこからもう一つ、広がりや深まりのある意見をみちびきだしてくることだと思います。
とくべつに意識していなくても、そのような構成ができるならば、普段の生活でたくさんのことを吸収して、考えたり感じているからだと思います。
6月もたのしい作文を送って下さいね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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