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　　　わたしの母はこんな人です　　　ひんこ

「ガチャ。」
「ただいま〜。」
私が学校から帰ってくると、早速、いためる音とか、ぐつぐつにる音が聞こえてきました。なぜ帰ってくる前から夜ご飯の準備がしてあるかと言うと、母は、「早ね早起き」を宝物のように大切に思っているからです。早くねることができるように、と夜ご飯も早いのです。帰ってきたらいつも四時前後です。まだ明るいころに食べ始めます。母は、睡眠が足りていないと、私がお昼ごろに眠たくなると知っています。私は、毎日五時ごろ友達の家に行きます。私はできるだけ早く宿題もしたいので、帰ってきてからすぐ食べます。　　　　
私の母は、いつも朝、昼、夜、とご飯を作ってくれます。私も、時々、太陽が顔を出すころに起きて、朝ご飯を作るのを手伝っています。私は、最初じゃがいもの皮をむく時、びくびくしていましたが、今は、もう大丈夫です。ほうちょうでむいていて、自分の指を切っても、こわくないということがわかったからです。
　母は中国語の勉強をしている時も少なくありません。母はよく、中国語の文章を音読しています。最初はとぎれとぎれで、スピードも遅かったけど、何回も何回も読んでいるうちに、はやくすらすらと読めるようになっています。母の読んでいる文章を何回も聞いているうちに覚えそうな気がします。
　母に子供のころの事を質問しました。まず、いつも何をしていたかを聞きました。
母は、外で友達とキックベースなどをして遊んでいたそうです。次に、どんな遊びが好きかを聞きました。すると母は
「うーん、ゴムとびが好きだよ。」
と、そんなに楽しくなかったような様子で言いました。あんまり楽しくなかったのなら、なんで好きなのかなぁ、と思いました。母がゴムとびが好きだなんて全然知りませんでした。
　母はいいアドバイスをくれて、「こんな風に。」なんて見本も見せてくれます。私のボールの投げ方が悪いときは、私の手をつかんで動かして見せてくれます。運動神経も悪くもないので、キャッチボールだってできます。走るのも速いから競争もできます。
　私は母の子となって生まれてよかったと思います。

　　　講評　　　sumomo