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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   鳥のように   シンケンレッド

 渡り鳥には、ツバメやカッコウのように春に日本に来て秋に南の国に帰る夏鳥と、カモや白鳥のように秋に日本に来て春にシベリアなど北の国に帰る冬鳥がいます。またそれ以外に、ウグイスやヒヨドリのように山と平野の間だけを行ったり来たりしている鳥もいるそうです。こうしてみると、たいていの鳥が旅をしているみたいです。この話を読んで一番不思議な事は、渡り鳥がどうしてそんなに遠くまで旅をするのかという事です。<中心を決める> 僕の横浜に住んでいるおじいちゃんの家のお庭では、この春、ツバメのひなが八羽巣立った。お庭の古い門柱の上に飾ってあるシーサーの口の中でツバメが子育てをしていたのだ。親鳥が交代でエサを探しては戻ってきて、ひなにエサを与えていたようだ。そして、いよいよ巣立ちの瞬間。シーサーのわずか二センチくらいの口から、一羽、二羽と、順番に親に促されながら、こわごわと近くの木の枝にやっとの思いでつかまり、次から次へと、なんと八羽が出てきて、おぼつかない飛び方で飛び去ったそうだ。それを聞いて僕は、多分こんな会話をしていたのかなあと想像してみた。                          「ここまで飛んでおいで」「怖いよう。できないよう。」「ほら、勇気を出してやってごらん。」「ようし、やってみせるぞ。」「そうれっ。」「よく頑張ったね。」それはまるで、人間の親が赤ちゃんのあんよを促している時のようだ。<たとえ>そして、ひな鳥みんなが飛び立った後、「ありがとう。」 と、親鳥がおばあちゃんの所に、お礼に来たそうだ。 ところで、もし僕がツバメだったら、目的地まで無事に行き着くだろうか。<もし〜だったら>途中で迷子になってはしまわないだろうか。さて、一体、渡り鳥はどうやって方向を知るのだろうか。インターネットで調べてみると、夜に渡る鳥は星を、昼に渡る鳥は太陽を目印のひとつにしてみるそうです。太陽は時間によって動きますが、鳥たちは体内時計という時間がわかる仕組みをもともと持っているようです。  僕は、この話を読んで、小さい鳥にも、生き抜いていくための大きな力が秘められていて、本当にたくましいなあと思った。僕も鳥たちの生き方を見習って、大変な事にもめげずに、立ち向かっていきたいと思う。<自分だけが思った事>

   講評   arare


 シンケンレッド君、こんにちは。文章には「〜です」「〜ます」というていねいな言い方の敬体と、「〜だ」「〜だった」というちょっと元気な言い方の常体があります。このどちらかに統一して作文は書きます。4年生までは敬体でそろえて書く練習をしましょう。

 おじいちゃんの家のこつばめは、シーサーに守られて育ったのですね。つばめの親子の会話を想像してみたのがおもしろくてよかったです。

 渡り鳥について疑問に思ったことを調べてみたのですね。これはとてもいいことです。作文がうまくなるだけでなく、知識も増えていきますね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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