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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   兄のいない三日間   ゆいゆ

「いってらっしゃぁい。」
「いってらっしゃい!」
 私はお兄ちゃんにとびかかった。これからお兄ちゃんのいない三日間が始まる。お兄ちゃんは、、私と仲がいい。いつもさい初に私が甘えていく。何年か前と比べたら全くちがう。今は、話を聞いてくれるようになったが、昔は私が小さかったからか、話を聞いてくれず、友達にむ中だった。まるで私が心の中にいないようだった。ところが今は、親友のようなそんざいだ。曲もよく聞かせてくれる。じつは三年三組、おんなじなのだ。お兄ちゃんは中学三年三組三番。私は小学三年三組一番なのだ。
 さい初はお兄ちゃんが気持ちよくしゅう学りょ行に行くことができているかなぁと思った。さびしくなんかなかったけれど、これから三日間、信号きまで一人で行かなければならない。それにあそぶ人もいなくなるし、ひまになってしまう。
 お兄ちゃんは京都へ行くので、
「お土産買ってくるね。」
と言っていた。ワクワクした。私は遠いところからのお土産が大好きなのだ。(うわぁお菓子たくさんかってきてくれるかなぁ)
 次の日、私はきゅうげきにさみしくなった。でも泣きはしなかった。お兄ちゃんがいなくて楽しいこともあるから。一、父といっぱいしゃべれること。二、曲を自由にきけること。
 次の日私は、家の前のちゅう車場でクロックスというプラスチックとゴムでできたサンダルであそんでいた。
「明日、天気になあれ」
と、けりなげていた。どれも晴れだった。
 その時、面白い事を思いついた。かいだんのそばにあるブルーベリーの木にクロックスを一つひっかけた。もう一つのクロックスをバラのさくに。さい後に一つ、草のさくに。お庭がおしゃれになった。気分も良くなってきた。
 次の日の夜、木曜日、お兄ちゃんが帰ってきた。私は一分もお兄ちゃんにだきついてはなれなかった。私は思った。(一人っ子ってこんな感じなんだ。さみしいなあ)と思った。

   講評   utiwa


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