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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   母の両親と私の両親は正反対   ひんこ

 二人とも長いかげを体にひっつけていました。
「楽しかったね。」
太陽はとてもまぶしくて目を大きく開くのがむずかしい日でした。
「また来週遊ぼうね。」
とても暑かったので、あせがダラダラ流れていました。
 私の父は、いつもアドバイスをくれて、私がなにか上手になるのを手助けしてくれます。父が私と遊んでくれる時、父は、子供にもどったようにワイワイギャアギャア遊んでくれます。一方、私の母の父は、母をいろいろな所へつれて行ってくれましたが、父のようには遊ばなかったようです。いつも母のことを見守っていたそうです。たとえば、大人は天皇で、子供は家来だとしたら、父は天皇側で私は家来側です。でも父は、そんな事関係なく家来と遊んでいるようなかんじです。母の父は、いつでも天皇だぞ、というような人だそうです。家来にいいことをするけど、家来のように低い位には行きたくな人です。私は、母の父が不思議に思えます。なぜかと言うと、私の周りには、母の父のような人がめったにいないからです。それは、今の時代だからかも知れません。今の人は、みんなで大人子供関係なく遊んでいます。もしかしたら、母の時代の親は、みんな母の父のようだったかも知れません。
 私は、父と毎週週末スケートボードで遊びます。父は、
「パパも乗らせて〜!」
と叫んで手を大きくふっています。
「いいよ〜。」
と私は笑いながら動きを止め、スケートボードを父の方へ向けてけります。父は、私のおりることのできる階段をおりるのに挑戦しています。階段の前まで来ると急に方向を変えてしまいます。きっと、こわいからだと思います。やっとおりたと思ってもガラガラガッシャーン。こけてしまいます。階段おりのコツを教えてくれたのは父なのに、父自身ができないのが不思議でたまりません。私が父に、父が教えてくれたコツをアドバイスした時、その直後にはできるのに、ちょっと休けいした後にやったらいつの間にかできなくなっています。そうやって父自身が必死に練習しています。
 でも、母の父は、せい反対です。見守っているだけです。
 母は、朝、昼、夜、とご飯を作ってくれます。私にお手伝いさせてくれます。母は、
「ちょっと勉強しよう。」
と声もかけてくれます。母は、時々一緒に遊んでもくれます。もっと遠くにボールを投げるアドバイスなども沢山くれます。
 母の母もまたまた正反対です。自分の用事でしょっちゅう出かけたらしいですが、子育てや、子供自身に興味がなかったようです。
 私の両親と母の両親は、正反対だという事がわかりました。私は想像してみました。今の時代ではみんな私の両親のような人たち、母の両親の時代では、みんな母の両親のような人たちなのかなぁ、と思います。

   講評   sumomo

 すてきな書き出しができましたね。楽しく遊んだ余韻の中で帰っていく後ろ姿は目に浮かびます。ひんこさんのお父さんがどんなふうにしてひんこさんとの時間を楽しんでいるのかもよくまとまりました。そして自分自身のお父さんとお母さんのお父さんを比べているところがおもしろいですね。
 家庭の中でお父さんとの関係がどうやって結ばれていたのか、たとえがうまく使えました。それはお母さんのお父さんに限ったことではなかったのかもしれないと、そこまで考察できましたね。
 

「でも、母の父は、せい反対です。見守っているだけです。」この文章は前の段落の最後として述べたようがわかりやすいですね。「正反対」と漢字で書きましょう。


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