低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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外と中 きくた
「ジージージー」(書き出しの工夫)ぼくは、小学生になってから毎年(1年間除く)夏休みに1月の平均気温が16度という沖縄に行く。沖縄には世界一大きい水族館(美ら海水族館)がある。ぼくは、いつも美ら海水族館に通い、世界一大きなサメ(ジンベイザメ)を見に行っていた。ジンベイザメは最大で18メートルもあり、ごくわずかの水族館でしか飼育されていない。
水族館の中に入ると人がたくさんいて、見たり撮ったりするのが大変だった。ジンベイザメは、独特の姿勢でえさを食べる。水中で直立して口を上向きにして食べるのだ。ぼくはこれを写真に撮った。実際に水槽の上に行って、えさを食べるところを見た。えさは主におきあみというプランクトンの一種で、それを大きな口で水といっしょに「ガバッ」と飲み込む。えさといっしょに飲み込んだ水は、えらから出す。「よくできてるな〜。」そしてぼくは、ジンベイザメの口の中を見た(骨)。歯はほかのサメとはちがって、まるでやすりのように細かくて小さい歯がぎっしりと並んでいる。ジンベイザメは世界一大きいサメだが、プランクトンを食べるおとなしいサメなのである。
ぼくは水族館だけではなく、海の中でもジンベイザメを見た。海の中が見える船でジンベイザメの上に来た。ジンベイザメは、ゆったりとマイペースだった。
ぼくは、見た目は大きいけれど中はおとなしい生き物がいることがあらためてわかった。
講評 ito
きくたくん、こんにちは!
いよいよ七月、夏の新学期のスタートです。
第一週の課題は「わたしのペット」。
ペット……ではなく、沖縄の水族館にいる生き物について書いていってくれましたね。
巨大なジンベイザメを見た【体験実例】を中心に、観察して【わかったこと】まで、上手にまとめられています。
今回の課題であれば、「生き物の世話をするのは大変だし、責任のいることだとわかった」「ペットとともに過ごす時間は、心を穏やかにしてくれるとわかった」……などとまとめられるよう、飼っている生き物についてのエピソードを書けるとよりよかったでしょう。
やはり、あらかじめ課題に沿った内容を考え、用意してくることが大切です!
それでは、次週もはりきってやっていきましょう。
↓これはクジラ……こちらも大きくておとなしいです↓
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