国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   そこをなんとか   がいあ

 「そこをなんとか」という言い方はきわめてあいまいである。しかし、外国人が理由をあげてたのみを断る場合は、「だから、私は、あなたの願いをお引きするわけには行かない。日本人はきめつきを好ずいつもゆうづうむげな可のう性をのこしておこうとつとめるからだ。
 ぼくの友だちも日本人だということがよく分かる。友だちの、A君B君がいる。B君は、A君のことをちょっとやだなーと思ってる。A君は思ってない。でも、B君はA君を気づかってそのことをいわない。でも、本当に、気づかっているのかは、分からない。本当はこわいのかもしれない。もしそうだったら、まるで、ジャイアンのリサイタルのようだ。でも、B君は、そんなこわがりじゃないと思う。
 ぼくは、そのA君B君によばれた。
「この絵うまい?」
と聞かれた。B君のえは、うまかった。でも、A君はだれにでも書けるのだった。でも、ここではっきり言うとかわいそうだと思ったので、
「2人ともいいじゃん」
と言っておいた。これこそがやさしいうそだと思った。外国人ははっきりいってけんかにならないのかと思う。ちょっと話がずれるけど、ぼくはママがすごくずるい!!と思ったことがある。べんきょうのことは、はっきりするのに、ゲームをかってというと、
「うーんまたこんどね」
とあいまいな答えを言う。
 ぼくはこのそこをなんとかを読んで思った。日本人は、あいまいなことを言うのは思いやりがあるからだと思う。かと言うと、外国人は、思いやりがないのか、ということになる。本当にそうなのか。それは、分からない。でもぼくは、外国人にも思いやりがあると思う。いや、あってほしい。今度外国に行ってそれを確かめたい。ついでに、ものの、断り方もチェックしてみたい。

   講評   arare


 今回の三文抜き書きの書き方は完璧です。上手に抜き出すことができました。

 相手を思いやってつくうそを「やさしいうそ」と表現したのがおもしろいですね。「ジャイアンのリサイタルのよう」とたとえには笑ってしまいました。相手が怖くて調子を合わせているにすぎないことを表現するのにぴったりですね。

 日本は長い間、同じ文化的背景をもった人としかつきあわなかったので「察する」ことでコミュニケーションがなりたったのでしょう。でも、さまざまな国の人と交流のあったアメリカなどでははっきりイエス、ノーを言う必要性がありました。
 私は少しだけカナダで暮らしていたことがありますが、カナダの人ははっきり「ノー」といってもお互い気にしません。日本人は断る人も断られた人もあれこれ気にしすぎるようです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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