低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
やんちゃこむすめ おはろ
「ドッカンバサバサウエーン。」
子供が高い所から落ちけがをして泣いているようだ。
「〇〇ちゃーんだいじょうぶ?」
ほかのこどものこえがきこえる。これはまさしく、ぼくのお母さんとその妹だ。このようにお母さんはよくけがをするやんちゃなこだった。どうしてこうなったのかというと、いえのへいのうえでつなわたりのようなことをしていておちたらしくけがをしたのだった。
そんなことを言えばぼくも走っていてみぞにおちてけがをした。ぼくは本当に死ぬかと思った。お母さんに聞くとそのときぼくはまるで赤ちゃんのように泣いていたという。ぼくがすぐけがをするのはお母さんからきているのかもしれない。
この前お母さんは、お母さんとぼくのきょうつうてんは、かたみち3kmの道のりのとほつうがくということだといっていた。ふつうならバスでいくべきところなのだが、3kmの道のりを歩かなくてはいけない。だから、そのとちゅうでお母さんもぼくもよくけがをする。お母さんは保育園から小学3年生ころまでは、体に赤チンのあとがない日はなかったという。あいにくぼくはこの5年生になってもけがは体のどこかにかならず一つある。やっぱりお母さんとぼくはにている。お母さんには妹がいてやえというのだが、こどものころから大変なかよしだ。よくいっしょにいたずらをしてけがをしたという。お母さんのお父さん、つまりおじいちゃんも子供のころは近くの川で魚をつかまえるのにむちゅうだったそうだ。けがもしたし、川の上のてっきょうにはさまってでんしゃにひかれそうにもなったという。
ぼくはこんなことをきいて、おやとこはよくにるんだと分かった。
講評 kan
こんにちは、〇〇くん。お母さんは、いったいどんな子どもだったのだろう? はるおくんはそんな想像をしたことがありますか? 今回は、お母さんの子どものころのお話を聞くことができましたね。想像どおりでしたか? それとも、意外な一面におどろいたでしょうか? いずれにしても、親子三代にわたりよく似ている部分があるという発見がありおもしろかったですね。
★第一段落 書き出しの工夫がうまい! 泣いているお母さんと心配する妹さんの様子が見えるようです。先生も6年生のときに学校の4階のベランダの手すりでつなわたりをして、先生にひどくしかられたことがあります。何発ビンタをされたかわからないくらい。
★第二段落 ケガが多いのはお母さんゆずりのようですね。お父さんはあまりケガをしないのかな?
★第三段落 学校は遠くて大変ですね。通学路の途中でケガをしてしまうところがお母さんゆずりなのですね。お母さんとはるおくんだけでなく、おじいちゃんまで親子三代の共通点をうまくつなげ、第二段落の話題を広げることができましたね。
★第四段落 そうですね。これぞ遺伝子のなせるわざでしょうか。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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