創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ぼくのお母さん うっちー
「早くねなさい。」
これが、ぼくのお母さんの口ぐせです。そんなに早くねてほしいのかなぁ。ぼくがねた後に、何かやることがあるのかなぁと思います。<<心>>これからビシバシ、お母さんのことを書きたいと思います。
ぼくのお母さんは、やさしいけどやっぱりおこればこわいです。今までで一番こわかったのは、ぼくがテストをベランダにかくしていた時です。台風がきて、そのテストがベランダ中にちらばってバレてしまいました。その時は、まるで火山がふんかした様に、ドッカーンとおこられました。台風のバカヤロー。
お母さんは時どき、ねる前にお話を作ってくれます。その話は、たしゅう君の物語です。たしゅう君とは、ぼく孝哉と弟就人が、合体した男の子の名前です。毎回、色んなぼうけんをします。さかさの国に行った話や、ペガサスに乗って色んな国に行くお話が、ぼくは好きでした。こういうお話を思いつきで話すお母さんは、マンガ家になれそうだと思います。
お母さんの仕事は、ピアノの先生です。本当はやりたくないけど、お母さんが先生なので、ぼくもしょうがなくやっています。お母さんは先生だけど、ぼくのレベルはふつうです。
お母さんは、かせいだお金を本当は、ダイヤモンドやネックレスに使いたいと思っているはずです。だけど、ぼくと弟の分八十パーセント、お父さんの分十五パーセント、おじいちゃんとおばあちゃんの分五パーセントに使っているので、
「かねかねー〔金がねー〕。」
と言うのです。
お母さんがこどもの時は、発想、うそをつくこと、ひっかけること、あまい物が好きなこと、忘れ物が多いことなど、ぼくとほとんどせいかくが同じだったそうです。もしぼくがお母さんだったら、一日大変だろうなぁと思います。なぜなら、お母さんはいつも、
「時間をむだにしない。」
と言っていて、バタバタ動いているからです。
ぼくは、少しでもお母さんの役に立てるように、お手伝いや自分のことは自分でパパッとやって、楽しく幸せな人生生活を送りたいです。だからあまりおこられないようにするぞ。お母さん、こんなぼくをあまりおこらないで、おねがいします。
講評 iyo
お母さんのことを書いてくれました。やさしくておもしろくて、ときどきこわいお母さんのようすが、とてもくわしく書けましたね。
はじめに、書き出しの工夫ができました。「そんなに早くねてほしいのかなあ」と、理由を考えたところも、とてもいいです。
そして、お母さんが「まるで火山がふん火したように〜」おこったときの話を書いてくれました。たとえがじょうずです。おこられた話を楽しく書けるのは、すばらしいですよ!
それから、お母さんがときどき、お話をつくって聞かせてくれることや、ピアノの先生をしていることなどが、くわしく書けました。お母さんはいつもみんなのために働いているのですね。ダジャレもOKです。
お母さんが子どものころ、自分と「せいかくがほとんど同じ〜」というところもいいですね。
最後に心の中で思ったことが書けました。もうすぐ夏休みですね。たくさんお手伝いできるかな。
19日は電話はありません。作文はいつもどおり書いてね。解説を参考にしてください。感想文がむずかしかったら、ふつうの作文でもいいですよ。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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