国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
そこをなんとか ゆきの
「そこをなんとか」と言い方はきわめてあいまいである。外国人が理由をあげてたのみを断る場合は、「だから、私はあなたのお願いをお引き受けするわけにはいかない」という確固たる立場を表明しているわけで、したがって、もうそれ以上いくらたのんでも、応じてくれる余地はない。日本人は義理人情にからまれて、どんなに明白な拒絶の理由があろうと、相手に熱心にたのまれたら、それをむげに断るのは、何か気がひけるように思ってしまう。日本人のノーは、けっして絶対的な否定ではなく、その一部にイエスを含み、イエスは、その中にノーの要素をあわせ持っている。じっさい「そこをなんとか」と言う表現の中には、日本人のものの考え方が、実によくあらわれている。私は、やりたくなくてもやらないといけないのです。
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