国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   わたしがもっとがんばらないといけないこと   レモネード

 「〇〇ちゃん、・・ぜんぜん練習していないでしょ!」
六月二日水曜日この日は、一週間に一度のピアノのレッスンの日でした。わたしは、学校から帰るとすぐに、先生の家に行きました。そして、宿題になっていた局をひいているときに先生が言った言葉です。わたしは、そっと横目で先生の顔を見て、すぐにピアノを見ました。先生はほんとうにおこった顔でした。わたしは、こわくて、あやまることも、言いわけすることもできませんでした。すると、先生は、
「その曲じゃないのにするよ!ソナチネにするよ!」
と続けて言いました。わたしは、二才からピアノを習い始めました。わたしがピアノをやっていて、一番うれしいなぁと思ったことは、先生にほめられて次の新しい曲に進むときです。それだけに先生の言葉は、わたしの心にぐさっとつきささりました。
 八月二十九日、タワーのホールで、わたしたちのピアノ発表会があります。いつもは、少しせまいホールであるけれど、今年は二十回目ということもあり先生もはり切って大きな会場に決めたんだと思います。わたしは、先生にしかられた一週間くらい前から、学校や塾の行事と重なってピアノの練習があまりできませんでした。わたしは、ばあばに先生にしかられたことを話すと、ばあばは、
「今年は二十回目の記念の発表会だし、先生も一生懸命だからみんなにもきびしいんだと思うよ。〇〇もいそがしかったからね。今度ちゃんと練習して行きなさい。」
と、言いました。そして次の水曜日、わたしなりに練習して、不安な気持ちで教室に入り、不安な気持ちでピアノをひきました。すると、先生はまるで別人のようにやさしかったです。
 わたしの発表会の曲は、平井康三郎作曲の幻想曲「さくら さくら」です。とても美しいすてきな曲です。でもむずかしい曲です。もしわたしが先生だったら、
「もっとちゃんと練習してよ!」
と、しかるでしょう。わたしは、三才のとき、初めて発表会に出て、かわいいピンクのドレスで「メリーさんのひつじ」を引きました。もうそれから六年たちました。
 わたしは、先生がきびしくなったのではなく、わたしが変わらなければいけないと思います。これからわたしは、発表会まで練習してすてきな幻想曲にしたいと思います。

   講評   komiko

 レモネードちゃん、こんにちは! 清書では、直すとよくなるよ、とお話したポイントをしっかりと入れて書くことができましたね。よくがんばりました!

 さあ、いよいよ次の七月三日(土)からは、新学期がはじまりますよ。七月のあんしょう長文から「あんしょうチェック」を出しますから、1.2.3の三百字の暗しょうにチャレンジをしておいて下さいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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