国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   感想文   おはろ

 日本人のノーはけっして絶対的な否定ではなく、その一部にイエスをふくみ、イエスはその中にノーの要素を持っている。日本人のものの考え方はすべてが完全ではないということだ。日本人は決めつけを好まず、よ白の美という言葉があるように、かんしょうしゃに残りの空間を想像させる可能性を残しておこうとつとめる。
 ぼくや、ぼくのともだちが何かを答えるとき、「べつに。」などと答えるときがある。それもある種の日本人の考え方の一つだとぼくは思う。日本人がどこまでこうなのかはわからないが、これが外国人と違うのは確かだ。質問をし、「別に。」と答えられていい気持ちになる人などぜったいにいない。悪いときはまるでハリセンボンのように顔をふくらませ、「うざい」などと悪口をいう。日本人のこの性格はぼくは悪いと思う。でもやっぱりこれはこの話が終わってから考えるとしよう。
 日本人の画家でおぐらゆきさんという人がいる。その人の作品は真ん中に絵をかいて、あとはほとんどが白紙や、バックが色をぬってあるだけのことが多い。しかしこの絵は一枚で100万円以上もすると聞いた。同じようにぼくの住んでいる市の名物でうす氷というお菓子がある。四角形のさとうをやいただけのおかしなのだが、ひとつ300円する。このように、日本人の好む余白の美がはいているものはすごく価値が高い。
 日本人のあいまいな性格はいいところもあれば悪いところもある。つまりどっちもどっちということだ。

   講評   kan

 こんにちは、〇〇くん。今回の長文では日本人の特徴について考えることができたと思います。自分自身の体験や、身のまわりで起きている出来事などを振り返ってみるとまさにこの長文と同じようなことが起きていると実感できますよね。「べつに」という返事の仕方はもちろん、おぐらゆきさん(小倉遊亀さんと書くそうですね。2000年に105歳で亡くなったという、とても長生きの方ですね)の件も富山銘菓薄氷の件も素晴らしい。幅広く実例を集めることができました。満点!
★第一段落 ポイントを押さえたうまい要約です。長文の内容をしっかりはあくできている証拠ですね。
★第二段落 「べつに」男の子は特に、この言葉に頼ることが多いのでは? ほんとうは、全然「べつに」ではないのですよね。「べつに」という返事であまり関わりたくないのだという気持ちを察してもらいたいのではないかとも思いますが。どうかな?
★第三段落 確かに日本人の好みは特徴がありそうです。うす氷についても調べてみましたが、まさに日本人好みの通のお菓子という雰囲気ですね。
★第四段落 あいまいなところは長所でもあり短所でもあるということですね。難しい長文でしたが、よくまとめています。大成功!
   
★ついに夏休み! 楽しく充実した毎日を過ごしてください。 

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