国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   時代の流れ   まりあ

 人間は他の人間と自由に交わる事が出来る。そして相手も自由に選ぶ事ができる。だから、少なくともその様な人間関係には「ごぶさた」が許される。しかし例外もある。それは血縁関係とりわけ親子の関係だ。この関係は宿命的に与えられる関係だ。そんな親子の関係に問題が出来始めた。昔親は子の「複製品」だったのに対して、今は子も親も違った存在になっている。すると一種の緊張関係が生まれる。(要約)今の親は育児書に頼って子育をしているが、昔の親は自分を手本にして子育てしていた。私は、この様に時代によって子育ての仕方が変わるのはしょうがない事だと思う。むしろ、社会の変化に合わせた子育て、そして親子関係を築くべきだ、と思う。
 第1の理由として、社会は変わるべき物だからだ。例えば、私は持っていないが今、“Ipod”が流行っている。しかし、私達の父母祖父母の時代にはなかったのではないか。私の友達からは親に取り上げられた、と言う声を良く聞くが大人は“Ipod”と言う得体の知れない物体(笑)は危険だからやめた方が良い、と考えてしまうかもしれない。(少し大げさすぎたけれど・・・・・・。)
大人は、新しい物の登場に目を回し時代についてゆく子どもに教える事を忘れてしまう。だから昔のように子は親の「複製品」と言う考え方が出来なくなってしまう。
 第2の理由として古い物が良いものとは限らないから、とも言えるだろう。例えば昔の子どもは日に焼けるのが当たり前であり健康的だと考えられていたため、わざと焼いていたそうだ。しかし今の子どもは一変して、体育と聞けば日焼け止めを取り出し塗り始める。太陽の光は紫外線を含むため、良くないからである。又、戦争の時代にはお国のために命を使う事が普通と考えられており、その影響で子どもは将来軍隊に入りたいと思い続ける。恐ろしい事だと思う。この2つの例からも昔の考えが良いとは限らないと言えるだろう。
 確かに昔の知恵はとても役に立ち、豆知識として習得したいものであるし、昔の物は私達が守っていかなくてはならない大切な物だ。しかし、いつまでも昔の考え方に囚われていてもいられない。脱皮できない蛇は滅びる、と言う名言があるように今の時代に置いていかれては、便利な事も出来なくなってしまう。だから私は、社会の変化に妥協しながら生きていく事は大切だと思う。

   講評   yuta

◆要約は、工夫をしてまとめましたね。 【是非の主題】は『社会の変化に合わせた子育て、そして親子関係を築くべきだ』という意見。
◆理由1『社会は変わるべきものだからだ』。Ipod ね。新しい物に出会うのが当たり前ですんなり受け入れられる若者と、子供に与える場合『“Ipod”という得体の知れない物体(笑)は危険だからやめた方が良い』と考える親世代。今の時代、そのギャップを埋める工夫は必要ですよね。
◆理由2『古い物が良いものとは限らないから』。日焼けの例も、いいですね〜。そうそう、私も真黒でしたよ(^m^) また、戦争を肯定した教育も、間違っていたといえますね。
◆『確かに昔の知恵はとても役に立ち……昔の物は私達が守っていかなくてはならない大切な物だ』と【反対意見への理解】を示し、「脱皮できない蛇は滅びる」という【名言】を引用。『だから私は、社会の変化に妥協しながら生きていく事は大切だと思う』と結びました。書き出しの意見に合わせて「子育て」「親子関係」という言葉を入れるといいですよ。
       
☆ひらがなで書く方がよい場合があります。
・社会は変わるべきものだからだ = 物体の場合は「物」と書きますが、それ以外は「もの」と書きます。
・“Ipod”という得体の知れない物体 ・親の「複製品」という考え方 = 口で言っていない「いう」はひらがなで書きます。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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