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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   制服の利点   S-1240

 私の学校は制服の種類がたくさんある。正制服の場合は黒のスカートに白のブラウスを着てリボン着用となっており、冬になるとブレザーを羽織るとなっているのだが、そのほかにオプションがあるのだ。女子はリボンの他にもネクタイもある。そしてブラウスは白の他にうすい青色があり、スカートは黒の他にもチェックがある。また、ベスト、カーディガン、セーターもあり、ベストに至っては白と紺となっている。正制服は入学式や始業式などの式の時にきるのだが、普段はオプションを組み合わせて着ている。友達に何故この学校にきたのかと聞くと結構、制服がかわいいからと理由だったりする。私がこの学校にきた理由は制服ではなかったので、制服販売の日はあまりの種類の多さにびっくりしたりもしたのだが、今では自分の学校の制服が気に入っている。私は制服がある方がいいと思う。
一つめの理由は制服を着ると何処の学校に通っているかがすぐ分かるからだ。私は自分の学校に誇りを持っている。なので、制服を着ると誇らしい気分になるのだ。私の友達の多くは電車通学なのだが、その中の一人が、駅で電車を待っていると後ろから女の人が
「〇〇学園に行くにはやっぱり普通の勉強量じゃだめなのかしら?受験勉強はどうやってしたの?」
と聞かれたそうだ。そのとき友達は必死に、塾に行っていた頃を思い出したそうだが、浮かんでくるのは、休憩時間に弁当を食べていてふと隣の人を見ると弁当箱ではなく重箱にそばが入っており驚いた、ということだけだったらしい。結局、
「気合だと思います」
と答えたそうだ。しかしそれほど私たちの通っている学校はすごくなっているのか、と思うとまた誇らしくなってくるのである。
 二つめの理由は私服を着るのが楽しくなるからだ。小学校のころは制服がなく、洋服を決めるのが面倒くさいということがよくあった。しかし制服を着出すと、私服をきるのが週末だけとなる。しかも土曜日は学校があるので日曜日だけとなるのだが、パジャマのまま一歩も家から出ず、今週は制服とパジャマしか着ていない、という週が多々ある。そのため、友達と遊びに行くときや家族で出かけるときなどは何を着ていこうか考え、私服を着るのが楽しくなった。また、今までは母と買い物に行くとき、立ってるのは疲れるからといってイスに座っていたのだが、最近は一緒に見て回り今では弟がとても退屈そうにしているという事もある。このような変化は普段制服という決まった服をきている事から生まれたと思う。しかし、そのおかげで洋服を選んだりするのが楽しくなり、やはり制服はある方がいいと思った。
 確かにそのようなことを逆手に取れば私服を着る機会が減るという点もあるだろう。しかし寒さに震えたものほど、太陽の暖かさを感じるというように私服を着る機会がへり、初めて私服の良さが分かる。それは制服を着ることで気づくことができる。また、制服を着ることで誇りを持つことができたりするのだから、やはり私は制服はある方がいいと思う。

   講評   kozue

 今回は、「制服の利点」という題名で論じてもらいました。今回は、いつも以上にすばらしくよく書けていました!!

<第一段落>
・是非の主題:OK!「私は制服がある方がいいと思う。」
・構成図:書けたかな?

<第二段落>
・複数の理由1:「何処の学校に通っているかがすぐ分かるからだ」
・体験実例:友達が駅で話しかけた例はとてもおもしろかったです(笑)

<第三段落>
・複数の理由2:「私服を着るのが楽しくなるからだ」→なるほど! それは思いつかなかったです。
・体験実例:週末に家族ででかける話をユーモアを交えて書かれていました。

<第四段落>
・反対意見への理解:「私服を着る機会が減るという点もあるだろう」→私服を着る機会が減るとどこがいけないのか、もう少し深く書きたいところ。例えば、「私服を着る機会が減ると、自分のファッションセンスが磨けない」「私服の方が、暑さ寒さに臨機応変に対応できる」など。

・名言の引用→「寒さに震えたものほど、太陽の暖かさを感じるというように私服を着る機会がへり、初めて私服の良さが分かる」

・是非の主題→「やはり私は制服はある方がいいと思う。」最後に改めて、自分の意見を書けていました。

 全体的にまとまりがあり、とってもよく書けていました! 理由1・2もオリジナリティーがあります。またユーモアを交えて書けているところが、〇〇ちゃんらしい(笑)。
 惜しかったのは、反対意見への理解を、上述したようにもう少し深く書けたらもっとよかったと思います!

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