低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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愛犬「クレア」 トリウム
「クレア、シット!」
シットとは、英語で座るという意味だ。クレアは、私の愛犬だ。ビション・フリーゼという犬種で、今年の三月二十四日生まれの雌だ。特徴は、毛が真っ白でふわふわなところだ。クレアとは五月八日にバウという家の近くのペットショップで初めて会った。初めて会ったときクレアはとても元気で、なでてあげると嬉しそうに尻尾をぶんぶん振った。私は一目見て気に入ってしまった。ちなみになぜビション・フリーゼにしたかというと、母がインターネットでどの犬種がいいか見ていた時、ふわふわの白い固まりのようなビション・フリーゼを見て、可愛いと思い、皆も可愛いとメロメロになってしまったからである。家に来たのは五月十二日。私の亡くなった祖母の命日に当たる。しかも、クレアの誕生日の三月二十四日は偶然にも母の誕生日と同じ日である。そんなこともあり、父は、
「クレアは神様が贈って下さった犬だ。」
ととても喜んでいた。クレアを飼っていて一番嬉しいことは、クレアと一緒に遊べることだ。クレアはなでてもらうことと遊んでもらうことが大好きな人なつこい犬である。
前に私は、クレアの見えないところにかくれて、
「クレア。」
と名前を呼んだことがある。すると、クレアはまるでぬいぐるみのような体をむくっと上げて、目にも留まらぬ速さで私の方に行こうとした。しかし、私はかくれているのでクレアに私の姿は見えない。クレアはテーブルやいすの下をかいくぐって、私を探し回り、一分ぐらいして洗面所の奥に潜む私を見つけた。
「ああ。クレア、見つかっちゃった。」
私はこんなところにいたのか、と目をくりくりさせているクレアを抱きながら言った。クレアはたぶん、見いつっけた!と喜んでいたのだろう。
前に母から聞いた話だが、母は子供の頃家でうさぎを飼っていたらしい。名前はミミ。母の父、つまり私の祖父が庭のテラスに小屋を作って飼っていたらしい。時々家のそばの山に放すと、ミミは野生化して、家に連れ帰るのが大変だったらしい。小さいときは二十センチメートルほどだったミミも、大きくなると足を伸ばすと四十センチメートルぐらいに成長したという。そんなに大きなうさぎが野生化して山を暴走するわけだから、つかまえるのもさぞかし怖かったことだろう。四十センチメートルの力もあなどれないものだ(笑)
ペットとは、人間にとって体も心もいやしてくれる大切な存在だ。世話は毎日大変だけれども、ペットがいると楽しいし、生活がより明るくなると思う。これからは、私はペットであり家族である愛犬、クレアをもっともっと大切にして、クレアと過ごしていきたい。
講評 komiko
トリウムちゃん、こんにちは! 清書では、直すといいよとお話したところを気を付けて入力ができました。とてもいい印象の作文に仕上がりました。
今回の清書のように素直な気持ちがこもった会話で「その人らしさ」が伝わります。その場の様子を伝えるためにもしっかりと思い出していきましょうね。
次の電話は、8/6(金)になります。課題は「私の家族」「痛かった思い出」です。書くことを見つけておいてください。そして「暗唱チェック」をしますので、八月の暗唱長文1.2.3の三百字の暗唱にチャレンジしてくださいね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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