低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本人はあいまい アルセウス
日本人のノーは、けっして絶対的な否定ではなく、その一部にイエスを含み、イエスはその中にノーの要素をあわせ持っている。日本の絵画の特質に「余白」の美というのがあるが、イスラムの芸術は、まったく逆で、空白への恐怖とも思えるほど、びっしりと空間をうめつくす。「そこをなんとか」することにより、日本の芸術も、その価値を決められるわけである。ぼくはこの話を読んで、日本人と外国人の気持ちが違うということがわかった。
似た話がある。すもうでは
「はっけよい、のこった。」
と言う人がいる。その名前は、行司という。サッカーでいえば、しんぱんみたいなものだ。しかし、行司が下した勝敗は、元すもうとりの人たちの意見で変わるときがある。サッカーでは、たとえしんぱんがまちがえても直されることはない。もちろん、周りの人の意見でも変わらない。野球もそうだ。しかし野球は、ボールを見分ける時に、他のしんぱんと一緒に判定する。スポーツによっていろいろルールが違う。
ぼくは美術教室に通っている。毎年、年末になると、みんなでカレンダーを作る。この前、ぼくは九月と十月の絵を描いたが、よく見ると、余白のある絵だった。野菜と果物を描いたのだが、少し日本風だと感じた。外国の絵には余白はほとんどない。ぎっしりつまっている感じがする。
ぼくは、日本人はあいまいで、外国人ははっきりしているが、それが日本文化の特徴だということがわかった。
講評 arare
直して、さらによくなりました。
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