国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ママの子どものころって・・・   まめっち

「ねぇ、子供のとき、どんな子だったの。」
「それはね・・・」
今から話すのは、ママが子供のころのことです。何があるのか楽しみです。
 ママには、十一才年上のお兄ちゃんがいます。よくからかわれていたそうです。特に印象に残っているというのが三つあります。
 一つ目は、ママが小さい頃放送していたという、「ひみつのアッコちゃん」のことです。アッコちゃんが使っていたコンパクトをお兄ちゃんが買ってきてくれ、
「だれもいないところで、じゅもんをとなえてごらん。願いがかなうんだぞ。」
といわれて、部屋のすみっこで本当にやってみたのです。もちろん無理でした。
 二つ目は、ねずみの話です。動物好きだったママは、ねずみが飼いたかったそうです。
「おれはねずみの母さんと親友だから、たのんでやるよ。」
とお兄ちゃんが言ったので、楽しみに待っていました。ところがいつまでも返事がこないので、お兄ちゃんにさいそくしたら、
「今は子供は生まれないってさ」
いつまで待ってもねずみの母さんからは全く返事がきませんでした。
 三つ目は、おまんじゅう事件です。ひよこを飼いたかったママは、こりずにお兄ちゃんに相談をしました。その日は法事があって、お客さんに渡す白いおまんじゅうの入った箱がたくさんありました。
「このおまんじゅうをあっためると、ひながかえるぞ。」
と教えられたママは、押入れに閉じこもって箱をかかえ続けました。一方、お母さんたちは、
「美香がいない、美香がいない。」
と大騒ぎで、押入れをお母さんが開けると、汗びっしょりのママがいたそうです。もちろんひよこはかえりませんでした。
 しかし、天才バカボンの「西からのぼったお日様は東にしずむ」という歌を聞いたママが、お兄ちゃんに、
「これ本当なの。」
と聞くと、
「バカ、反対だ。」
この時だけは、本当のことを教えてもらったのでした。
 私は、ママの話を聞くまでは、ママは強い人だと思っていました。それがこんなにお兄ちゃんのウソにふり回され続けたドジな子だったと知り、おどろきました。次はパパの子供のころのことを聞きたいです。

   講評   harako


 清書と読解問題をがんばりました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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