低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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命をたいせつに かもわ
「あっ幼虫だ。いたよ、父さん。」
ぼくはオオクワガタのさんらん木をのみみたいな道具でわって幼虫をさがした。そして今、一匹目を見つけた所だ。
どんどん幼虫をみつけたけれど、のみみたいなもので幼虫をころしてしまった。幼虫には要注意。卵だったものが多くて、さんらん木二つで十六匹(幼虫だけ)だった。その幼虫の元気なものや成長しているものだけをリンゴのしんぬきで穴を開けたきんしビンに入れた。ほかはすべてマットを入れたプラスチックのカップに入れた。卵ばかりで木のへんを土にたくさんうめたから、まだ十匹ぐらいマットの土の中にいると思う。もう一つむしかごがあったけれど、まだ卵ばかりで、木をたくさんつめるならやらないほうがましと、お父さんと相談してきめた。今週にやれば幼虫がたくさんいると思うからとても楽しみでわくわくどきどきしている。たくさんいたらいいなとおもった。
お母さんは子供のころにジュウシマツという鳥をかっていた。七才位の時につがいでもらった。それが卵を産んで、どんどんはんしょくして最後のしそんが息絶えるまで二十年位かっていた。実物はとても小さくて卵は1.5センチメートル位しかない。ひなが産まれて、
「ピーピーピー。」
と大きな口を開いて母鳥にえさをもらう姿が一番かわいいらしい。一度逃げ出して、もどってきたり、カナリヤや文鳥などの迷子の鳥がやってきて、祖母がつかまえてかったりしたこともあるそうだ。大切にかうと長生きするんだなあと思った。
ぼくは命のあるものをかうことは大切だということが分かった。「一寸の虫にも五分のたましい」というから命は大切にしなければ、と思った。幼虫はどうなったかな、とかごのふたを開けた。
講評 kaki
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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