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元の記事:
2025年11月保護者懇談会資料 (2891字) 森川林(nane) 2025/11/26 16:57:47 18224   0     


△ムラサキシキブ

●作文検定スタート

 学校や学習塾を対象に、作文検定の団体受検がスタートしました。
 今の教育は、知識の詰め込みが中心ですが、これからは、知識力よりも、理解力、思考力、創造力、共感力が重要になります。
 作文検定によって、日本の教育がよい方向に向かうと思います。

▽学校向けのページ
https://www.mori7.com/ag_2025sg02.php

▽塾向けのページ
https://www.mori7.com/ag_2025sj02.php

●基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスの今後の予定

 勉強は、すでに先生に教えてもらうものではなく、テキストとChatGPTをもとに生徒が家庭で自分で学ぶものになりつつあります。

 ただし、小学校低中学生はまだ同じ基礎的なことを学習することが多いため、教室で先生に教えてもらう勉強の方がやりやすい面があります。

 小学校高学年から中学生にかけては、自分の力で勉強できますが、まだ勉強というものにたいする時間がないため、ある程度強制的に学ぶ場を提供する必要があります。

 中学3年生から高校生にかけては、どの子も自分なりに勉強の自覚ができるので、家庭でひとりで勉強するのが最も能率のよい方法になります。

 昔は、自分ひとりで勉強すると、わからないところが出てきたときに何時間も考えるということがありました。
 しかし、今は、わからないところはChatGPTに聞けば、懇切丁寧に教えてくれます。
 ChatGPTのよいところは、人間とは違って、何度同じことを聞いても、どのように初歩的なことを聞いても、質問者に寄り添ったかたちで詳しく答えてくれることです。

 これは、勉強に限らずプログラミングでも同じです。
 プログラミングの勉強に時間がかかるのは、いったん動かなくなると、どこが原因で動かないか探すのにきわめて長い時間がかかることです。
 私の昔の経験では、「半角スペースが抜けていただけ」とか「セミコロンをまちがえてコロンで打ってしまった」などということがありました。(今はそういうエラーはすぐわかるようになっています。)
 しかし、今のプログラミングは、昔よりも更に高度になっているので、本を読んで解決することはなかなかできません。
 ところが、ChatGPTに丸投げすれば、今は瞬時に的確に原因と対策を教えてくれます。
 だから、プログラミングも自学自習の時代になっています。
 大事なのは、プログラミングの技術(の基礎は必要ですが)よりも、「何をしたいのか」「何を作りたいのか」という問題意識の方になっています。

 勉強に関しては、答えのある世界ですから、ChatGPTはほぼ万能です。
 ただし、数学はまだ少し苦手なところがあるようで、たぶん図形問題はやや苦手です。
 しかし、入試で差がつくのは図形の問題ですから、図形に関してはまだ人間が独自に勉強をする必要があります。
 それ以外は、ChatGPTに聞けばすぐわかるので、いずれ学校で勉強する意味はなくなっていくのではないかと思います。

 現代は、教育の根本が大きく変わりつつある時代なのだという自覚を持っておくことが大事です。

 その基礎学力、総合学力、全科学力クラスに、これから更に力を入れていく予定です。
 具体的には、
・毎月の確認テストは必ずやることで、自分の学力の現状を把握すること
・家庭学習は、自習室に参加して毎日の家庭学習の時間を管理して取り組むこと
・クラスでの共通の授業は、読書紹介と一人一言と4週目の創造発表にして、あとはそれぞれの生徒が国語でも、算数数学でも、英語でも、暗唱でも、何に取り組んでもいいというふうにします。
・先生がやることは、それぞれの生徒の学習チェックです。
・基礎学力、総合学力、全科学力は統合して、(新)全科学力クラスとします。
 新全科学力クラスは、これからの最も能率のよい勉強になると思います。

●家庭でできることは、躾と褒めること

 学校では、生活の躾はなかなか教えてくれません。
 特に差があるのは、授業の始まる時間にクラスに入るか、遅刻をするかということです。
 数分や数秒であっても授業の時間に遅刻する子は、生活の躾ができていません。
 生活の躾は家庭学習の習慣と高い相関があります。
 家庭学習の習慣は、成績と高い相関があります。
 授業の開始時刻には絶対に遅刻しないように、親子で話をしておくといいです。
 遅刻しないことは、社会人になってからも重要です。

 もうひとつ大事なことは、いつも子供のいい面を見て褒めることです。
 一般に母親は子供の欠点に気が付きやすいので、すぐに注意をする傾向があります。
 親の注意を素直に聞くのは小学2年生までです。
 小学3年生を過ぎても注意を繰り返していると、子供は親のコントロールを離れたいと思うようになります。
 小学3年生を過ぎたら、できるだけ子供の自主性を生かしていくようにしてください。

●勉強よりも読書が大事

 中学生になると、定期テストなど毎日の勉強に追われて読書が後回しになる子が多いです。
 しかし、小学生時代に読書の面白さに目覚めた子は、テスト期間中であっても、息抜きに自分の好きな本を少し読むというような生活をしています。
 この読書習慣の差が、高校生、大学生、社会人になるほど大きな差になってきます。
 目標は、社会人になって仕事に追われるようになっても、毎日50ページ以上本を読むということです。
 そのためには、子供にそう言うだけではなく、親も毎日の新しい読書に取り組んでいくことが大事です。

●字が下手だとか、漢字が書けないとかいうことはどうでもよくなる

 保護者の方からよく相談を受けるのが、「字が下手」とか「漢字を書かない」とかいう話です(笑)。
 そんなことは全然心配いりません。
 字が下手な子は、実は頭のいい子が多いです。
 正しい字の書き方を習う前の早い時期に自分で字を書くようになったので自己流の下手な字を書くようになっただけです。
 本当は、子供が字を書くことに興味を持ち始めた時期に正しい字の書き方を教えればよかったのですが、それはもう手遅れです。
 字が下手でも、日常生活ではパソコンで書くことが多いので心配ありません。
 また本人が自覚すれが、上手な字の書き方を自分で練習するようになります。
 子供がすぐにはできないことをいつまでも注意しないことです。

 漢字の書き取りも、今はまだ試験に出るのでやらなければなりませんが、実は小学生の教育漢字約1000字、常用漢字約2000字を間違いなく書けるようになるのは、社会人が毎日がんばっても1年間はかかります。
 それぐらい漢字の書き取りは時間がかかるのです。
 漢字の書き取りができる子は、小学生時代から毎日こつこつその学年の漢字の書き取りをしてきた子です。
 これは、頭のよさとは関係がありません。
 こつこつやってこなかった子は、すぐに漢字が書けるようにはなりませんから、少なくとも自分が作文で書く字だけは漢字で書けるようにしておくということでやっていくといいです。



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