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オープンの川
 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。
  

言葉の森オンライン新聞
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元の記事:
言葉の森新聞2023年4月3週号 通算第1751号 (4929字) 言葉の森事務局(jun) 2023/04/17 16:49:23 14666   5     

言葉の森新聞2023年4月3週号 通算第1751号
文責 中根克明(森川林)


■■森リン大賞、再開――これから、毎月、学年別の優秀作品を掲載します

●動画:https://youtu.be/7wIlVgbYnOU

 森リン大賞は、2020年10月から更新を止めていましたが、2023年3月分から更新を再開します。

 これまでの森リン大賞は、森リン点だけを基準にしていましたが、今後は森リン点の上位の作品から、特に内容の優れている1作品を選定するようにします。

 小学5年生以上の生徒のみなさんは、森リン大賞の作品を参考に、よりよい作文を書くようにがんばってください。

 なお、小学4年生以下の作品は、森リン大賞としては掲載していません。
 それは、小学4年生までは、まだ点数で評価するよりも、身近な家族や先生による褒め言葉の方が励みになるからです。

▼森リン大賞のページ
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php


■■読書紹介の本は、レベルの高い本も紹介できるように、家庭での読書の工夫を

●動画:https://youtu.be/-vphcPyYxO8

 子供の学力は、親の蔵書数に比例するという記事があります。

「親の学歴や年収より影響が大きい」子供の成績がぐんぐん上がる家庭にたくさん置いてある「あるもの」【2022下半期BEST5】
https://president.jp/articles/-/68063?page=1

 これは、大きくは本当だと思います。
 もちろん、例外はあります。
 野口英世の母親は文盲でしたが、英世は立派な学者になり、生涯母親を尊敬していました。
 しかし、多くの場合、子供の読書力は、家庭の読書環境の反映です。

 オンラインクラスでの毎回の読書紹介で、低中学年のうちから大きな差があります。

 それを大きく分けると、こういう表になります。
┏━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
┃   ┃絵の多い本  ┃字の多い本  ┃
┣━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃物語文┃△スイミー  ┃○怪傑ゾロリ ┃
┣━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃説明文┃△サバイバル ┃◎残念な生き物┃
┗━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
 なお、低中学年でおすすめの説明文の本は、「理科好きな子に育つ ふしぎのお話365」です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08BCB3K69

 本の名前はひとつの例です。
 かなり偏った考え方だと批判する人もいるかもしれません。

 読書は、楽しむものですから、どういう本でもいいのです。
 これが基本です。
 また、子供は、いろいろな本を並行して読みます。
 やさしいくだらない本も読むし、難しいレベルの高い本も読みます。
 それらを並行して読むというのが、普通の読書のあり方です。
 だから、一概にくだらない本がよくないというのではありません。

 真面目なお母さんの中に、くだらない本は読ませないという方が時々います。
 それでは、読書の楽しさというのは味わえません。

 ただ、読ませない方がいい本もあります。
 それは、下品な本です。
 子供たちは、気持ち悪いものや怖いものに興味をひかれます。
 それは、人間の持っている無明(むみょう)の好奇心です。
 そういうところを伸ばす必要はありません。

 最近の本は、なぜかすぐに殺人とか死体とかいうものが出てきます。
 そういうものでしか、読者の興味を引き付けられないのです。
 物語文の本のよさは、心に静かな感動が生まれることです。
 昔からの名作が入試問題によく取り上げられるのは、この感動の面があるからです。

 小学校低学年の生徒の読書紹介を見ていると、総じて絵の多い本が多いと思います。
 絵本には、読みやすく、面白いものや感動するものが多いので、つい手に取りたくなりますが、絵本では、読書力、読解力はつきません。
 絵本を読むのとは別に、字の多い本も必ず読む必要があるのです。

 ところが、字の多い本であっても、いかにも親が選んだだけのつまらない本を読んでいる子もよくいます。
 「○○の名作」とか、「○○事典」とか、「○年生で読む本」とか、有名な著者の本のダイジェスト版とかです。
 こういう本は、子供にとっては面白くない場合がほとんどです。
 だから、熱中して読んで、話しかけても聞こえないというような本の読み方にはなりません。
 本好きな子供が、熱中して本を読んでいるときは、話しかけても聞こえないことがあります。

 つまらない本を読むときの子供の心理は、苦い薬を仕方なく飲んでいるようなものです。
 こういう本の読み方では、子供には何も残りません。
 読書の第一の条件は、面白い本を読むことです。
 面白くてレベルの高い説明文の本を読めるようになることが、家庭での読書の第一の方針です。

 ところで、問題集読書の文章には、つまらないがレベルの高い説明文の文章が多く載っています。
 問題集には、語彙の豊富な物語文の文章も載っています。
 この問題集読書を楽しめる子は、かなり読書力のある子です。

 読書力のない子は、問題集読書をしていると眠くなるか、読むのを嫌がるかのどちらかになります。
 しかし、問題集読書のいいところは、面白くないにも関わらず、勉強として繰り返し読むようにしていることです。
 実は、難しい文章であっても繰り返し読んでいると、だんだんその文章のよさがわかってきます。
 そして、語彙力も育ってくるので、作文力も伸びます。
 作文の上達は、作文の上での工夫よりも、読書の向上によることの方が大きいのですが、そのことはしばしば見落とされています。

 易しい本を10冊読むよりも、難しい本を1冊読む方が価値があります。
 しかし、こういう考え方をしている人はあまり多くありません。

 子供の読書傾向は、家庭の読書環境の反映です。
 子供に本を読ませると同時に、親も毎日の読書をしている必要があります。
 仕事が忙しいということは言い訳になりません。
 読書をする人は、どんなに忙しい仕事をしていても、合間の時間に本を読んでいます。
 そして、そういう親の後ろ姿が、子供へのいちばんの教育なのです。


■■勉強の基本は家庭学習――教室はその家庭学習の成果を発表したり対話をしたり交流したりする場

 これまでの教育は、学校で先生に教えてもらうという形がほとんどでした。
 先生から出された宿題を家庭でやって学校に持っていくという形です。
 学校では、ちゃんと宿題をやったかどうかをチェックして、時々テストをするというやり方が普通でした。

 つまり、学校が中心で、生徒は学校で学んだことを家庭で補助的に学習するという形だったのです。

 しかし、このやり方は、先生に教えてもらうという点で無駄がありました。
 小中学生から高校生までの勉強は、答えがある勉強ですから、教科書や詳しい参考書があり、確認するための問題集があれば自分一人でできるものなのです。

 先生の授業を聞いて教わるという形にすると、自分がすでに知っていることまで聞かなければなりません。
 また、出される宿題も、普通の生徒を対象にしているため、できる問題もできない問題もランダムに出されるようになっていました。

 できる問題を何度も勉強するというのは、極めて無駄のあるやり方です。
 勉強は、できないことをできるようになるためにするものですから、できないことをするのが大事であって、できることをするというのは勉強ではなく単なる作業です。

 ところが、昔は、学校に行かなければ教えてもらえなかったようなことが、今は、誰でも家庭でインターネットや出版物によって自由に勉強できるような時代になりました。

 学校は、それぞれの生徒が自宅で勉強したことを持ち寄って、発表したり対話したり質問したりする場になったのです。
 これが反転学習です。

 しかし、こういう学習法を確立している学校は、まだほとんどありません。
 言葉の森のオンラインクラスは、この反転学習を実行している数少ない教育機関です。

 反転学習のような勉強で何が身につくかというと、まず1つは自分の興味関心や得意不得意に応じて勉強ができるということです。
 もう一つは生徒どうしの対話の中で発言力やコミュニケーション力が育つことです。

 言葉の森のオンラインクラスでは、実際に勉強する時間のほかに、生徒どうしが読書紹介をしたり発表したりする時間があります。
 この発表する時間によって、相手とのコミュニケーションをとるという能力がついてきます。

 これは、これからの学習でも、また社会生活でも重要になってくるものです。
 対話の能力や発表の能力を伸ばす学習は、机上の勉強ではできません。
 相手がいる中で発言をしたり質問したりすることが大事なのです。

 オンラインクラスでは、勉強の中で発言や発表や対話をするということを重視しています。

 「りせまむ」に、コミュニケーションに関する記事が載っていたので、それを紹介します。
 やはり多くの人が、子供の能力として学力とともにコミュニケーション力を評価していることがわかります。

 しかし、私は、コミュニケーション力以上に大事なものは、創造力だと思っています。

保護者が子供に求めるのは「コミュ力」大人の社会にも共通
https://resemom.jp/article/2023/04/13/71770.html


■■マスクをはずして登校しよう――人間は自分の力で免疫を作って生きてきた

 マスクには、害があると言われています。
 特に、幼児や低学年の子供は、マスクによって呼吸がしにくくなります。
 酸素は、脳の栄養にとって重要なものですから、子供は特にマスクをせずに呼吸する生活をするべきです。

 また、マスクは、子供の人間認識を歪める可能性があります。
 人間の顔では、口の表情も重要な要素です。
 幼児期から、マスクをした顔ばかり見ている子供は、人間の表情を読み取りにくくなると思います。

 よく言われていることですが、心理学の実験で次のようなものがあります。

「子ネコを出生直後から数ヶ月縦縞模様だけしか見えない環境で飼育すると、横縞に反応する細胞がほとんど無くなります。このような環境で育てたネコは縦棒を見せるとじゃれついてきますが、横棒を見せてもじゃれついてきません。」
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/21-2/index-21-2.html#anchor

 人間の幼児に関しても、こういうことが起こっている可能性があります。

 しかし、私がマスク着用に反対して、いつでもほとんどノーマスクを実行していたのには、強制に反対する気持ち以外に、次のことがありました。

 それは、ワクチンを打たせるための下準備としてマスクをつけさせるという意図を感じたからです。

 ワクチンは、今になって問題があることが次々と明らかになってきましたが、当初からワクチンの問題を指摘していた人は数多くいました。

 少なくとも、私の知っているブログやSNSやYouTubeや著者のほとんどは、ワクチンに反対していました。
 だから、私は、自分と同じように多くの人がワクチンの問題を知っていると思っていました。

 ワクチンやマスクと同じ時期に広がった消毒には、また別の問題がありました。
 それは、有用な微生物も殺菌してしまうことです。

 人間は縄文時代から、何万年も、ワクチンもマスクも消毒もない人生をたくましく生きてきました。
 それは、自然の治癒力と微生物との共生があったからです。
 消毒は、人間の助けになる微生物との共生を断ち切ることになります。
 せいぜい、外から帰ってきたら、手を洗うぐらいでいいのです。

 私も、一度コロナにかかりました。
 しかし、これは風邪と同じだと思ったので、そのまま放置していたら1週間ほどで治りました。
 コロナについては、これで免疫ができておしまいです。
 人類は、このように自分の力で免疫を作って生きてきたのです。



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