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褒めるのはひとりひとり別の理由で(facebook記事より)  2012年1月15日  No.1402
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 いい子だけ褒めて、子供がみんなよくなるかというと、
 よくなるのは、その褒められたいい子だけ。
 みんなをひとりひとり別の理由で褒めるのが
 褒め方の工夫のしどころになる。

 大人はつい手を抜いて、いい子だけ褒めて済ませようとします。

 そして、それではみんながなかなかいい子にならないので、無理やり競争させようとしてしまうのです。

 例えば、兄弟で、上の子が本をよく読むのに、下の子があまり読まない場合、
「お姉ちゃんは本をよく読んだのにねえ」
と言っても、下の子は読むようにはなりません。

 例えば、作文の文集で、上手な作品だけ掲載してみんなの前で褒めても、ほかの子はその子のように上手な作文を書こうとは思いません。

 隣の子を、「○○ちゃんはとてもいい子なんだよ」と褒めても、自分のうちの子は、その子のようになろうとは思いません。

 いずれも、いい子を褒めれば褒めるほど、ほかの子は意地でも反対の方向に行きたくなるのです(笑)。

 褒め方は、ひとりひとり別の理由で、その子だけを褒めるのが、親や先生の工夫のしどころです。


 ということで、今日のテーマは、その子ひとりだけ。

1、その子ひとりだけについてひとこと、
 又は、
2、「そ、の、こ」又は「ひ、と、り」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 ひとりひとり別の理由で褒めるというのは、努力によってもできることですが、そういう天性もあるようです。

 サッチャー元首相は、一時、学校の先生になりたいと思ったそうですが、よく考えて、自分には先生になる才能がないとあきらめたそうです。

 確かに、サッチャーさんに勉強を教えてもらいたい子供は、あまりいないでしょう。

「今度の担任、サッチャー先生だって」
「わあ、やだー」
となりそう(笑)。

 サッチャーさんには、別の天性があったのです。

 それでは、今日もひとりひとりのいいところを見ながら、楽しい日曜日をお過ごしください。


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